インテンショナルスライスの打ち方
コースをラウンドしていると、木やOBそして池などを避けるためにボールを意図的に曲げたいときがあります。
そこで、スライスボールの打ち方についてご説明いたします。
まず球筋を決めるのは、クラブヘッドの軌道とフェースの向きです。
打ち出し方向を決めるのはクラブヘッドの軌道です。
このようにクラブヘッドの軌道により左、まっすぐ、右の3方向に打ち出されます。
インサイドアウトに振ると右に打ち出されます。
オンプレーンに振るとまっすぐ打ち出されます。
アウトサイドインに振ると左に打ち出されます。
球が曲がる方向を決めるのはフェースの向きです。
フェースがクローズ(左を向きながら)インパクトするとフック(左に曲がる)します。
フェースがまっすぐな状態でインパクトすると曲がりません。
フェースがオープン(右を向きながら)インパクトするとスライス(右に曲がる)します。
このようにフェースの向きにより、左、まっすぐ、右の3方向に曲がります。
クラブヘッドの軌道とフェースの向きの組み合わせで9通りの球筋になります。
このクラブヘッドの軌道とフェースの向きの組み合わせを利用してスライスボールを打ちます。
スライスボールを打つために重要なのはアドレスです。
まずスタンスの向きはボールを打ち出したい方向を向いてください。
スライスボールを打つので、最終的にボールを落としたい方向よりも左を向きます。(オープンスタンスにします)
曲りの幅を大きくしたいときは左を向く(オープンスタンスの)度合を大きくしてください。
フェースの向きは最終的にボールを落としたい方向を向けます。
左を向くのでボールの位置は少し左足寄りにしてください。
アドレスはこれで完了です。
スイングするときに気を付けるポイントは、スタンスと平行にクラブヘッドを振ることです。
つまり最終的にボールを落としたい方向よりも左に振ってください。
これで左に打ち出してスライスして右に曲がるボールが打てます。
曲がる幅までコントロースするのは少し難しいかもしれませんが、ただフックボールを打つだけであれば、ある程度ボールが打てる人であれば
難しくないですので、是非チャレンジしてみてください。
曲りの幅までコントロールできなくても、確実にフックや、確実にスライスするボールが打てると、コースをラウンドするときに戦略をたてやすくなり、スコアアップにつながります。