スカイトラックってどうなの?計測できる数値などを解説!!
インドアで練習していると、どんな球が出ているのかなかなか分かりませんが、弾道計測器を使うことで、弾道が分かります。
弾道計測器の中でもスカイトラックは、値段が手頃なこともあり、広く使用されています。そこで、スカイトラックについて解説させていただきます。
Contents
スカイトラックで計測できる項目
弾道の計測ができるスカイトラックですが、計測できる項目は、まず飛びの3要素と言われる打出し角、バックスピン量、初速の他、ヘッドスピード、サイドスピン量、打出し方向、キャリー、トータル飛距離、左右のブレなどが分かります。PC版ではその他に最高到達点や停止方向、降下角度なども分かります。
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スカイトラックで計測できる項目①打出角度
ボールが打ち出される角度です。一般的な男性のドライバーの理想的な打出し角は、14度~17度くらいです。打ち出し角度が低すぎても高すぎてもボールを遠くに飛ばすことができません。
打出し角度はインパクトの時のロフト角度で決まります。ロフトが寝た状態でインパクトすれば高くなりますし、立った状態でインパクトすると低くなります。
スイング的には、右足重心でインパクトすれば高くなりますし、左足に重心がかかっていると低くなります。また、ハンドファーストでインパクトすれば低くなりますし、ハンドレートでインパクトすれば高くなります。
スカイトラックで計測できる項目②バックスピン
ボールにどれだけバックスピンがかかっているかです。単位はrpmであらわされていて、1分間に何回転するかを表しています。
一般的な男性のドライバーでの理想的なバックスピン量は、ヘッドスピードにもよりますが、2000~2300くらいです。
バックスピン量が多いと上に吹け上がる球筋となってしまい、大きく飛ばすことができませんし、バックスピン量が少ないと、ボールが上に上がらないので、飛距離をだすことができません。
バックスピン量と打ち出し角度は密接な関係があり、打出し角度が低いときはバックススピン量が多いほうがいいですし、打出し角度が高いときにはバックスピン量が少ないほうが飛距離が出ます。
スカイトラックで計測できる項目③ボールスピード
ボールスピード(初速)とはボールを打ち出したときのスピードです。ボールスピード(初速)が早いほどボールは遠くに飛びます。
また、ボールスピード(初速)÷ヘッドスピードがミート率になりますので、ヘッドスピードを上げて、フェースの芯でボールを打つことができれば初速が上がります。
スカイトラックで計測できる項目④クラブスピード
クラブスピードはクラブヘッドをどのくらいのスピードで振ったかということでヘッドスピードのことです。ヘッドスピードが早ければ、初速をあげることができ、ボールを遠くに飛ばすことができます。
ドライバーでのヘッドスピードの平均は男性が40~41m/sで女性が33m/sくらいです。ヘッドスピードはクラブを選ぶ際、シャフトの硬さを選ぶ目安となります。
ヘッドスピード(m/s) | シャフトフレックス |
~36 | L |
36~39 | R |
39~42 | SR |
42~45 | S |
45~ | X |
スカイトラックで計測できる項目⑤サイドスピン
サイドスピン量を見ることにより、左右にどのくらい曲がったかが分かります。プラスの数字は右に曲がったことを示し、マイナスの数字は左に曲がったことを示しています。
数字が大きいほうが曲がりが大きかったことになります。
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スカイトラックで計測できる項目⑥打出方向
打出方向とはその名の通り、ボールが打ち出される方向です。プラスの数字は右に打ち出されていて、マイナスの数字は左に打ち出されていることを示しています。
スカイトラックで計測できる項目⑦トータル飛距離
キャリーとランを含めた飛距離です。ボールを打って最終的にボールが止まった位置までの距離です。
スカイトラックで計測できる項目⑧キャリー
ボールを打って地面に落ちるまでの距離です。
スカイトラックで計測できる項目⑨平均飛距離
打ったボールの平均の距離です。
スカイトラックでミート率を調べるには
スカイトラックではミート率は表示されていませんが、ボールスピード÷クラブスピードで知ることができます。
レベル | ミート率の目安 |
プロ | 1.5弱 |
シングル | 1.4位 |
一般ゴルファー | 1.3~1.35位 |
スカイトラック左打ち
スカイトラックは、設定を変えるだけで簡単に左打ちの人も使用することができます。
スカイトラック飛距離設定
スカイトラックは飛距離の設定を変えることができます。使用するボールの種類の設定があり、練習用のボール、コース球、ノーマルと設定することができます。
練習用で通常使用されているボールは、コースで使用するボールに比べると飛距離がでません。そのため練習球でスカイトラックを使用してもコースで実際に使用する球と同じような数字になるように少し飛ぶようになっています。
コース球の設定を選ぶと、練習球よりは飛ばない設定になっています。ですので、同じ球で打つと、練習球の設定だと飛距離が出て、コース球の設定だと少し距離が落ちます。
また、ボールの設定の他にも、ランを多くしたり、少なくしたりする設定もありますし、特定の距離だけ設定を変えることもできます。特定の距離だけ設定を変えるとは、例えば100ヤードくらいの距離だけを飛ぶようにしたり、飛ばないようにしたりすることもできます。
スカイトラックiPadとPC画面の違い
スカイトラックはiPad用の画面とPC用の画面が異なります。
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スカイトラックのボールの位置
スカイトラックを使用していると、ボールの位置が近いとかボールの位置が遠いとかと画面に表示されることがありますが、これは、ボールを置くべき位置(赤くポイントで照らされている)ところよりもボールが近かったり、遠かったりしているということです。
ボールを打っている人とボールの位置が近いとか遠いということではありません。あくまで、スカイトラックとボールの位置が近いか遠いかということです。
ドライバーを打つ時には、スカイトラックの位置を動かして、赤いポインターの位置をティーの根本に当たるようにして使用します。
スカイトラックの価格
スカイトラックの価格ですが、25万円~30万円位です。シミュレーションができる機能やパソコンなどもセットになっているPCセットだと金額が上がります。
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スカイトラックが動かない
スカイトラックを使用していると動かなくなってしまうことがあります。動かない原因はいくつかありますが、よくある症状としては、赤いレーザーポインターが上手く照射されないことがあります。
スカイトラックには専用のカバーを付けていることが多いですが、そのカバーにシャンクなどをしてボールが当たってしまうと、若干カバーが曲がってしまうことがあります。
そうすると、カバーがゆがんでしまい、レーザーポインターを照射するところにカバーがあたってしまい、上手くレーザーポインターが照射されないことがあります。
赤いレーザーポインターが地面に照射されていても、僅かにカバーにポインターが当たっていると上手く計測されないことがあります。
まとめ
スカイトラックは弾道計測器としては、比較的安価で高性能でほとんどの知りたい数値が分かるためかなり人気が高く多くのインドア練習場やスタジオで利用されています。
スカイトラックを使用しながら練習を行うことにより、普通に練習場で練習しているだけでは分からない細かい数値が分かるので、ドライバーをもっと飛ばすためにはどうしたらいいのかなども分かりとても上達に繋がる器具ですので、上手く活用してみてください。
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