ゴルフでシャンクの原因と直し方を徹底解説。これであの「ペチ」はもう出ないのでスコアがよくなる
コースをラウンドしていると、突然「ペチ」という音とあのなんとも言えない手に残る悪い感触が残るシャンクは、一刻も早く直したいものです。シャンクは大きく右に飛んでいくので、OBになりやすいうえに、一度出ると連発することが多いので、スコアを崩しやすいです。そのシャンクが出てしまう原因と直し方について徹底解説いたします。
Contents
シャンクとは?
まずシャンクがどのようなショットなのか解説させていただきます。シャンクとは、クラブのネックにボールが当たり、右斜め45度くらいにボールが飛んで行ってしまうショットです。
「ペチ」という音が出るのが特徴で、距離もあまり出ません。また、一度出ると続けて何発か出やすいです。
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シャンクが出てしまう原因と対策
シャンクが出てしまうのは、ダウンスイングでフェースが開いてインサイドからおりてきてしまうのが原因です。稀にアウトサイドからクラブが下りてきて出てしまう場合もあります。
シャンクが出てしまうそれぞれの原因と対策方法について解説させていただきます。
シャンクの原因と対策①アドレスで手と体の距離が近い
シャンクが出たらまず一番最初にアドレスをチェックして下さい。アドレスで手と体の距離が近いとシャンクが出やすいです。アドレスで手と体の距離が近いと、インパクトで手の位置がアドレスの位置よりも前に出やすくなります。そうするとクラブヘッドのネックよりにボールが当たりやすくなるのでシャンクが出やすくなります。
手と体の距離がどのくらいがいいかということですが、母指球に重心をかけた状態で手と体の距離はこぶし1.5~2個くらいがいいです。ちなみにドライバーの場合には、手と体の距離はアイアンよりも少し感覚が広くなります。
シャンクの原因と対策②アドレスでかかと重心になっている
アドレスでかかと重心になっていると、シャンクが出やすくなります。アドレスでかか都に重心があると、インパクトでつま先に重心が来やすくなります。そうすると、構えていたところよりも手元の位置が前にでる(ボールに近づく)ので、ネックよりにボールが当たり、シャンクが出やすくなります。
アドレスでの重心の位置は母指球にかけていただくのがいいです。
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シャンクの原因と対策③起き上がり
ダウンスイングで前傾角度が起き上がってしまうと、お腹が前に出るので、それに伴い手元が浮いてしまいフェースのネックよりにボールが当たりやすくなるので、シャンクが出てしまいます。
ダウンスイングで起き上がってしまう原因はいくつかあります。まず、高い球を打とうとすると起き上がりやすくなりますので、低い球筋をイメージしてショットして下さい。また、トップでシャフトクロスしてしまうと、クラブをオンプレーンに振るためには、起き上がりやすくなります。
起き上がらないようにするには、切り返しでお腹が前に出ないように意識していただくといいです。切り返しで股関節の角度(お腹と太ももにできる角度)をアドレスよりも少し深くして切り返すイメージを持っていただくといいです。
切り返しで胸を右ひざに近づけるようなイメージを持ってスイングしてみてください。
シャンクの原因と対策④右足(右ひざ)が前に出る
ダウンスイングで右足(ひざ)が前に出てしまうと、前傾角度が起き上がりやすくなりますし、手元の通り道がなくなるので、手元が浮く形となりシャンクが出てしまいます。
ダウンスイングでは右ひざは前に出さずに、内側に回すようにしていただくといいです。切り返しでは重心が左に移りその後、体が左に回転するのですが、左に重心移動することなく、右足に重心がある状態で体が回転を始めてしまうと、右ひざが前に出やすくなります。
ですので、切り返しでは左に重心を乗せてから体を回転させるようにしてください。
ダウンスイングでで右ひざを前に出さないようにするための練習方法ですが、べた足でハーフスイングの練習をしていただくといいです。
そうすることにより、ダウンスイングで右足が前に出ない感覚をつかむことができます。
シャンクの原因と対策⑤手元が浮く
ダウンスイングからインパクトで手元て浮いてしまうとクラブヘッドがアドレスの位置よりも前に出てしまいますので、フェースのヒール側にボールが当たってしまいますので、シャンクが出てしまいます。
手元が浮いてしまうのは、ダウンスイングで前傾が起き上がってしまったり、クラブヘッドの軌道をインサイドアウトに振ろうとしすぎてしまったりするのが原因です。
手元が浮かないようにするには、前傾角度をキープすることも大事ですし、インサイドアウトに振ろうとしすぎないということも大事です。
特に、手元が浮かないように意識していただきたいのは、切り返しで左脇を締めることです。左脇を締めれば手元が浮かなくなりますので、シャンクが出なくなります。
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シャンクの原因と対策⑥右肩がつっこむ
ほとんどのシャンクは、インサイドアウトの軌道によって起こりますが、まれにアウトサイドインの軌道になってシャンクが出てしまうこともあります。
ダウンスイングで右肩が突っ込み、アウトサイドインの軌道でクラブを振ると、体がボールに近づきすぎてしまい、フェースのネック寄りにボールが当たり、シャンクしてしまうことがあります。
ダウンスイングで右肩が突っ込んでしまう原因はいくつかあります。まず最初に確認していただきたいのが、バックスイングで起き上がっているかどうかです。バックスイングで起き上がってしまうと、そのままではボールに届かないので、ダウンスイングで右肩が突っ込みやすくなります。
それから、ボールを強くヒットしようとする気持ちが強すぎると、ダウンスイングで右肩が突っ込みシャンクが出やすくなります。
ダウンで右肩がつ込まないようにするための練習方法ですが、スタンスを狭くして、両足を揃えてハーフスイングくらいで練習していただくといいです。両足を揃えると、軸を意識しやすくなりますので、軸が動かないようにスイングしていただく事により、ダウンスイングで右肩が突っ込むのを防ぐことができます。
シャンクの原因と対策⑦右肩が下がる
ダウンスイングをインサイドからおろそうとしすぎたり、手先でタメを作ろうとしすぎると、右肩が下がり手元が浮きフェースのネック寄りにボールが当たりシャンクしてしまします。
ダウンスイングをインサイドからおろそうとすると、どうしても体の軸を右に傾けたくなります。軸を右に傾けると右肩が下がりシャンクが出やすくなります。
また、ダウンスイングで右脇を締めようとしすぎると、右肩が下がりシャンクが出てしまうことがあります。右脇を締めようとしすぎると右肘が曲がったままになりやすいです。右肘が曲がったままだとボールに届かないので、ダウンスイングで右肩が下がりシャンクが出やすくなります。
ダウンスイングで右肩が下がらないようにするには、切り返しで右肩と手を離すように意識していただくといいです。そうすることにより右肩が下がらなくなります。
ダウンスイングで右肩が下がらないようにするための練習方法も、スタンスを狭くして両足を揃えてハーフスイングくらいで練習していただくといいです。そうすることにより、軸をまっすぐに保ちやすくなりますので、右肩が下がらない感覚をつかむことができます。
シャンクの原因と対策⑧ラウンドの後半にシャンクが出る
ゴルフをラウンドしていて前半はシャンクが出ずにナイスショットが連発していても、後半になると突然シャンクが出てしまうことがあります。
後半にシャンクが出てしまうのは、疲れてくることによりアドレスが変わってしまうことがまず考えられます。疲れてくるとアドレスが適当になりやすいです。疲れてきて背中曲がりかかとに重心がかかってしまったり、ボールの位置が右足寄りになってしまったり、右足重心になってしまったりすると、シャンクが出やすくなります。
また、疲れてくるとスイングも変わってきます。バックスイングで起き上がりダウンスイングで突っ込んでしまったり、手元だけを動かしてボールを打とうとすると、手元が浮きシャンクしてしまうこともあります。
ラウンドの後半で疲れてもシャンクが出ないようにするには、まずはアドレスを正しく構えていただく事です。アドレスが変わることにより、スイングが変わってしまい、それまででなかったシャンクが出てしまいます。
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シャンクの原因と対策⑨傾斜からシャンクする
平坦なところからはシャンクが全く出なくても、傾斜からショットするときにシャンクが出てしまうことがあります。
例えばつま先下がりの傾斜からですと、ダウンスイングでつま先に重心がかかってしまい、前に出てしまうと、フェースのヒールよりにボールが当たってしまいシャンクしてしまいます。
また、つま先下がりだと、立っているところよりもボールがあるところのほうが下がっていますので、アドレスした時に、つま先よりに重心をかけるか、膝を多く曲げなくてはなりません。
膝を多く曲げすぎてしまうと、手と膝の距離が非常に近くなりますが、そうなると、スイングするときに手の通り道がなくなってしまいますので、インパクトで手元が浮いてしまいっシャンクしてしまいます。
また、つま先上がりですが、つま先が上がっていると立ってるところよりもボールが高い位置にあるので、前傾を起こしてアドレスしますが、傾斜が強いと体の回転よりも手打ちをしなければなりません。
手打ちをすると、アドレスのところにクラブヘッドが戻ってきにくくなるので、少し前に出てしまうと、フェースのヒールよりにボールが当たりシャンクが出てしまします。
それから左足上がりですが、左足が上がっているとアドレスで右足に重心をかけて、ボールをすくうようなスイングになりやすいです。すくうような動きをすると、切り返し~ダウンスイングでお腹が前に出やすくなり、手元が浮きシャンクが出やすくなります。
左足下がりの傾斜は、左足のほうが下がっているので、左足に重心がかかっていますので、ダウンスイングで上体(右肩)が突っ込みやすくなりますので、シャンクが出てしまうことがあります。
傾斜からは体をしっかりと回すことができないので、手打ちのようなスイングになります。手打ちになりますので、毎回同じスイングをすることが難しくなり、手元がずれてフェースのヒールよりにボールが当たってしまいシャンクしやすくなります。
シャンクが出たときの応急処置法
コースでシャンクが出ると右のOBや林に入ってしまいますし、連発するので一刻も早く直したいものです。
しかしながらコースを回っている途中でスイングを変えるのはとても大変です。ではどうしたらいいのか、応急処置の仕方をお伝えいたします。
シャンクが出たときの応急処置①手と体の距離をあける
まず一番最初におこなっていただきたいのは、アドレスの時の手と体の距離が適正かどうか確認してください。
シャンクが出ているときは、手と体の距離が近いです。ですので、手と体の距離を少し開けてください。
では手と体の距離はどのくらいがいいかということですが、重心が母指球にかかっている状態で、こぶし1.5~2個くらい開けるようにしてください。こぶし1.5個以下の感覚だとシャンクが出やすくなります。
シャンクが出たときの応急処置②右足を引いてアドレス
次にしていただきたい応急処置の方法は、右足を後ろに引いてアドレスしてください。右足を後ろに引いておけば、シャンクが出にくくなります。
右足を後ろに引いておけば、ダウンスイングで右足が前に出なくなりますので、手の通り道ができ手が前に出なくなりますので、シャンクが出にくくなります。右足は少し引くのではなく、思い切ってかなり引いてください。
右足を大きく後ろに引くと、見た目はあまりよくありませんが、シャンク防止にはとても大きな効果があります。
シャンクの応急処置③左脇を締める
シャンクが出ているときには、手元が前に出てしまうのですが、そのときには、左脇が開いていることが多いです。
そこで、切り返しで左脇を締めるようにしてください。切り返しで左脇をしめれば、フェースが閉じますし、クラブヘッドがインから下りにくなります。
フェースが閉じてインからおりすぎなければ、シャンクしなくなります。
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シャンクは上手くなった証
シャンクが出るとよく、上手くなった証拠だよなんて言われたことはありませんでしょうか?
ミスショットしているのに、上手くなっている証拠と言われてあまり納得がいかないかもしれません。
なぜシャンクが出ると上手くなった証と言われるかということですが、スイング軌道が変わってきているからです。
ゴルフを始めたばかりだと、圧倒的にアウトサイドインの軌道でクラブを振ってスライスを打っていること多いですが、シャンクが出ているということは、インサイドからクラブが下りているということです。
クラブの軌道がアウトサイドインではなく、インサイドから下りるようになっているということで、スライスを脱却できる可能性がとても高いです。
このようにクラブヘッドの軌道が、変わってきているので、上達した証と言われています。
※アウトサイドインにクラブを振っていてもシャンクが出ている場合も稀にあります。
スウェーしてシャンクが出ている
腰が左右に動きすぎてしまう動きをスウェーと言いますが、スウェーするとシャンクが出やすくなります。
バックスイングで腰が右にスウェーすると、ダウンスイングでも腰が左に動き右肩が下がりフェースが開くのでシャンクが出てしまう場合があります。
バックスイングで腰はその場で回転するのがいいのです。そのためには、右足内側に重心を感じるようにしていただくといいです。
バックスイングで右足の外側に重心がかかるとスウェーしている可能性が高いですので、バックスイングでは右足内側に重心をかけてスウェーしないようにしていただくといいです。
スピンアウトしてシャンクしてしまう
スイング中に腰が引ける動きをスピンアウトと言います。バックスイングで腰はその場で回転するのがいいのですが、腰が右に動くのがスウェーで左に動く(右腰が引ける)のがスピンアウトです。
スピンアウトするとトップでは左足に重心がかかります。トップで左足に重心がかかると、ダウンスイング~インパクトで右足に重心がかかります。
ダウンスイング~インパクトで右足に重心がかかると手元が浮きフェースが開いてしまうので、シャンクしてしまいます。
バックスイングでスピンアウトしないようにするには、右ひざを伸ばさないようにしていただくといいです。
まとめ
コースでシャンクが出ると、スコアを大きく崩してしましますし、あのなんとも言えない嫌な打感が手に残るのでとても不快なのですが、是非この記事を参考にしていただきシャンクを克服してください。
アプローチシャンクについてはこちらの記事もご覧ください
⇒アプローチシャンクの原因と直し方を徹底解説ラウンド中でもすぐに使える応急処置方法