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ゴルフのスロープレーは何秒?プレーが早いとなぜスコアがよくなるのか


ゴルフのプレーで時間をかけすぎてしまうのは、同組の人に不快な思いをさせてしまいますし、後続の組にも迷惑をかけてしまいますし、スコアもプレーが早い方がよくなります。そこでなぜプレーが早いとスコアがよくなるのかについて解説させていただきます。

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Contents

ゴルフスロープレーの規定は何秒?

ゴルフはスロープレーには規定があり、自分の打つ順番が回ってきてから40秒以内にボールを打たなければなりません。2019年からルールの改定があり、それまではカップに遠い人から順番にショットしていましたが、一番遠くなくても打つ体制が整った人からショットすることが推奨されました。

スロープレーはゴルフ人口を減らすことに繋がります。なにしろ、一緒にラウンドしたくない人NO1はプレーの遅い人です。上手い下手は関係ありません。よくまだあまり上手くなくて一緒に回る人に迷惑をかけてしまうからまだコースにはいかないという人がいますが、上手くなくてもプレーのスピードが早ければそれほど一緒に回る人に迷惑をかけてしまうことはありません。ゴルフが上手くてもプレーが遅い人のほうが、一緒に回りたくないと思われてしまいます。
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プロでもスロープレーでペナルティー

プロのトーナメントでもスロープレーでペナルティーを受けています。2013年の全英オープンでは松山英樹選手が1打罰を受けています。全英のこの大会の時には、1ラウンド3時間41分で回らなければならなかったそうですが、そのペースと比べて松山選手の組が遅れていたので、競技委員がプレー時間を計測したところ遅かったので、1回目の警告の後、2回目で1打罰のペナルティーを受けてしまったそうです。

1ラウンド3時間41分というとかなり早いペースに感じませんか?全英オープンは1組2人か3人というのもありますが、3時間41分というと、ハーフ約1時間50分です。プロのトーナメントというとグリーンでラインをじっくりと時間をかけて読んでいるイメージがあるので、意外に思われるかもしれませんが、プロのプレー時間は意外と早いです。

ティーショットを打ってからセカンド地点に行くまでは、速足で歩いていますし、グリーン上でラインを読むのには少し時間を欠けますが、打つべきラインが決まってから打つまでは早いです。

また、2020年から米ツアーに参戦している河本結選手は、2020年の1月に行われた米ツアー「ゲインブリッジLPGA at ボカ・リオ」で8位に入りましたが、スロープレーということで55万円の罰金を支払っています。

米男子ツアーでは、2020年の4月に行われる「RBCヘリテージ」からスロープレーの罰金が今ままでの10倍の550万円になります。2019年8月に行われた「ザ・ノーザントラスト」ではクラブの長さを統一していることで有名な、ブライソン・デシャンボー選手がラインを読むのに2分以上かかるスロープレーで問題になっていました。その問題の試合後デシャンボー選手は今後スロープレーにならないようにプレーするように心がけていくことを発表しています。

550万円と言えば高級車が買える金額でとても高いのですが、それほどプロのトーナメントでもスロープレー撲滅に向けて力を入れています。
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プレーが早くなるとなぜスコアがよくなるのかプレーが早いと5つのメリット

では実際にプレーが早くなるとなぜスコアがよくなるかということですが、メリットが5つあります。その5つとは
1.状況が変わらないうちにプレーできる
2.迷わずにプレーできるので思い切りがいいスイングができる
3.フィードバックが得られる
4.プレッシャーがかからない
5.スムーズにテークバックできる
です。

プレーが早いと5つのメリット 状況が変わらない

まずゴルフは状況が刻一刻と変わるということです。例えばボールを打つ前に風がほとんどなくても、プレーのスピードが遅く、構えてからボールを打つまでの時間が長いと、風が強くなってしまうこともあります。

何番アイアンで打ったらちょうどいいなと思ってアドレスしても、打つ直前にアゲインストの風が吹いたらその番手では届かなくなってしまいます。ですので、使用する番手を決めたら、状況が変わらないうちに早めにボールを打ったほうがいいです。

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プレーが早いと5つのメリット 思い切りがいいスイングができる

また、アドレスしてからボールを打つまでの時間が長いと、迷いが発生してしまいます。本当にこの番手でいいのか?右の池に行きたくないな。とか、またダフってしまうのではないか。とか、いろんなことを考えてしまいますと、迷いながらショットをすることになりますので、ベストなスイングができなくなってしまいます。

迷っていろいろ考えながらスイングすると、例えば、バックスイングでは低い球を打とうと思っていても、ダウインスイングでは右に行かせないようにスイングしてしまったりして、1回のスイングでいろいろやりすぎてしまいます。そうなるとなかなかいいスイングができませんので、ミスショットに繋がります。

プレーが早いと5つのメリット フィードバックが得られる

プレーが早いと、何に注意してどのようなスイングをするかというのが明確になりますので次につながります。こういった状況からはこういうスイングをすると、こういうミスが出やすいとか、どういう球筋が出やすいかというのが分かりますので、知識として頭に残るので次回のプレーに行かされます。

しかしながら、プレーが遅いといろんなことを考えてしまうので、一番に何を考えてどのようなスイングしたのかが自分でも分からなくなりますので、なぜそのようなミスショットが出たのかその原因が明確にならないので次回のプレーにいかすことができません。

プレーが早いと5つのメリット プレッシャーがかからない

また、プレーが遅いと、同伴者が全員見ている状態でショットしなければなりません。プレーが早ければ同伴者全員が毎ショット見ていることはありませんが、プレーが遅いと他の人の視線が集中してしまいます。時によっては、他の組の人の視線も集めてしまいます。たくさんの人の目線が集まれば、プレッシャーがかかりますのでミスショットの要因になります。

プレーが早いと5つのメリット スムーズにテークバックできる

そして、特にアドレスしてからボールを打つまでに時間の長い人は、静止している時間が長くなりますので、体が固まってしまいます。その固まった状態からスムーズにスイングをスタートさせることが難しくなります。

迷いながらショットしてしまうというのは、その打った1打の結果がよくないということももちろんありますが、その1打だけでなく、その後にも影響を与えてしまいます。

もしボールを打つ前に状況をしっかりと分析し、何番でどのようなスイングをするのかはっきり決めてショットすることができれば、仮に結果がよくなくても何らかの結果が得られるので、次回からの参考になります。

このような状況ではこのような球筋がでやすいという情報が蓄積されます。迷いながらどっちつかずのスイングでボールを打ってしまいますと、得られた結果に対してフィードバックが得られません。

ゴルフが上手い人はいろんな情報が頭のなかに入っています。ゴルフは経験のスポーツともいわれますが、経験値が高いほうがいいスコアを出しやすくなるのは、今までの経験を通していろんな情報が頭の中に入っているからです。

迷いながらどっちつかずのことをしていてはその貴重な経験を得ることができません。ゴルフが上手くなるためには、状況を瞬時にしっかりと分析し、仮説をたてて、ショットしなければなりません。そして実際にショットした時にその仮説が正しかったのか間違っていたのかを検証しなければなりません。

このようにアドレスしたら早くボールを打ったほうが、状況が変わりませんし、迷いが生じにくくなりますので、結果がよくなります。そのうえその後の参考になる知識も得ることができます。

プレーが早いと5つのメリット
1.状況が変わらないうちにプレーできる
2.迷わずにプレーできるので思い切りがいいスイングができる
3.フィードバックが得られる
4.プレッシャーがかからない
5.スムーズにテークバックできる

ゴルフスロープレー注意の仕方

プレーの遅い人に「あなたはプレーが遅いから、他の人に迷惑をかけてしまうからもっと早くしたほうがいい」とはなかなか言いにくいものです。よほど親しい人や、普段からしっかりと信頼関係のある人にたいしては、そうはっきりいってもあまり角が立たないと思いますが、それ以外の人にはとても言いにくいものです。

ですが、プレーが遅いことを教えてあげないと、そのプレーの遅い人はずっとプレーの遅いままプレーを続けることになります。勇気をもって教えてあげることがその人の為になります。

ではどのように注意すればいいかというと、他の人に迷惑をかけてしまうこともそうですが、プレーが早い方がスコアがよくなりますよと教えてあげることです。ただこの方法は自分よりも明らかに上手くない人限定になります。プレーが遅い人よりも上手い人にお願いしてもっと早くプレーしてもらうようにお願いするのもいい方法です。

また、ただプレーのスピードを早くするように言っても、何をどのように早くすればいいのか分からない場合が多いですので、具体的に何をどうすればいいのかを教えてあげるといいです。

まとめ

スロープレーだと、一緒にラウンドしている人に迷惑をかけてしまいますし、自分のプレーの為にもよくありません。プレーが早い方がスコアがよくなりますし、他の人の印象もよくなりますので、是非プレーが早くなるように心がけてください。
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