ゴルフスイングで最後まで振り切るには。そのコツと練習ドリル。
ゴルフスイングでフィニッシュの形がピタっと止まって、飛んでいくボールを見ている姿は、とてもかっこよく見えます。ゴルフスイングはとても速い動きなので、なかなかスイング中の細かい動きを肉眼で見るのは難しいです。
ゴルフスイングで、はっきり見えるポジションが3つあります。アドレスとトップとフィニッシュです。この3つのポジションは動きが止まっているか、ゆっくりした動きになるので、はっきり見ることができます。ですので、この3つのポジションが綺麗な形だとスイング全体が綺麗に見えます。
しかし自分のスイングをスマホやビデオなどに撮って見てみると、フィニッシュではフラフラしていてかっこ悪かったなんてことがよくあります。練習場では綺麗なフィニッシュがとれていても、コースに行くとなかなかフィニッシュがピタっと止まり、飛んでいくボールをフィニッシュの形のまま見れないなんてことがよくおこります。
そこで、最後までしっかり振り切るにはどうしたらいいか。振り切るコツについて解説いたします。
Contents
フィニッシュはスイングの結果
ゴルフスイングで最後まで振り切ることは非常に重要です。フィニッシュの形はスイングをした結果なので、フィニッシュが綺麗だといいスイングができた可能性が高いです。またフィニッシュの形を見れば、どんなスイングをして、どんな球筋がでたのかが大体わかります。
アイアンはコントロールショットが多いので、最後まで振り切らないことも多いですが、ドライバーショットは最後まで振り切ったほうが曲りも少なくなり、飛距離もでます。
フィニッシュまで振り切ると、インパクトを加速しながら迎えることができるので飛距離が出ます。
フィニッシュまで振り切れないで途中でスイングを止めてしまうとヘッドスピードをうまく上げることが難しくなるので飛ばなくなります。
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なぜ最後まで振り切れないのか
フィニッシュまで振り切れないと、パンチショットのようになり、クラブヘッドが上から入りすぎてスピンが多くなりすぎてしまい、高く吹き上がって飛距離が出なくなったりします。逆にクラブヘッドが下から入りすぎるとスイング軸が右に傾くので、体が回転しにくくなり、フィニッシュまで振り切れないこともあります。
スイング軸が右に傾きすぎるとフィニッシュまで振り切れなくなるので、飛距離が出なくなるのはもちろん、体が回転しにくくなるので、腕が返りやすくなり、フェースが閉じてフックが出たりします。
このようにドライバーショットでフィニッシュまで振り切れないといろんなミスショットが出ます。ですのでドライバーショットはしっかりフィニッシュまで振り切ってください。
フィニッシュまで振り切るための2つのポイント
フィニッシュまでしっかり振り切るには、重心の位置と力を入れるタイミングがとても重要です。
まず重心の位置ですが、フィニッシュでは左足にしっかりと重心が乗ります。右足に重心が残ってしまうとフィニッシュまで振り切ることができません。
なぜ右足に重心が残ってしまうかというと、原因は３つあります。
まず高い球を打とうとするとインパクトで右足に重心がかかりやすくなり、フィニッシュでも左足に重心が乗りません。普段なかなか最後まで振り切れなくても、打ち下ろしのホールでは最後まで振り切りやすくなります。これは、あまりボールを上げようとしなくなるのと、アドレスして目標方向を見たときに、目線が低くなり低い球をイメージしやすくなるのでダウン～フォローで左足に重心が乗りやすくなるからです。
2つ目の原因はフックを打とうとして、右にボールを打ち出そうとすることです。右に打ち出すためには、ダウンスイングでインサイドからクラブを下ろす必要がありますが、インサイドから下ろすためには、右足に重心を残す必要があります。ですので、右に打ち出そうとすると右足に重心が残りやすくなります。
3つ目の原因はバックスイングで右に大きく動きすぎてしまうことです。バックスイングで大きく右に動いてしまうと、ダウンスイング～インパクトにかけて左足に重心が乗れなくなってしまいます。スタンスが広すぎると、バックスイングで大きく右に動きやすくなります。そして、球を飛ばそうとすると、大きく右に動きやすくなってしまうので、バックスイングは右に動かずに、その場で回転する意識が必要です。
・右に打ち出そうとする
・バックスイングで大きく右に動いてしまう
最後まで振り切れないもう一つの原因は、力を入れるタイミングです。力を入れるタイミングが早いとフィニッシュまで振り切ることができません。トップからダウンスイングに入る切り返しのところで力を入れてしまうと、インパクト前に力を使ってしまい、振り切れません。
ボールを打った後に力を入れる、インパクト以降を早く振る意識でスイングするとフィニッシュまで振りやすくなります。そうするとインパクトを加速しながら迎えることができるので、飛距離がしっかりでます。
また切り返しで力を入れてしまうと、インパクトを加速状態で打てなくなってしまうばかりでなく、ダウンスイングで状態が左に突っ込んでしまったりして、クラブが上から入りすぎてしまうので、天ぷらが出てしまったり、スピンが増えすぎてしまって、高い球になってしまい、飛距離が出ません。
このようにフィニッシュまで振り切るようにするには、重心移動を適正に行うことと、力を早く入れないようにして、ボールを打ったあとに力を入れてるようにすることが大切です。
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最後まで振り切るようにするためのドリル、練習方法
フィニッシュまで振り切るようにするための練習方法として有効なのは、バックスイングを小さくしてフィニッシュまで振るドリルと素振りです。
まず、バックスイングを小さくしてフィニッシュまで振るドリルですが、バックスイングをハーフウェイバックの位置まで上げます。シャフトを水平の位置までバックスイングしたら、そこからフィニッシュまで振り切ります。ハーフウェイバックの位置からならボールを打つまでに力を使い切ってしまうことがないので、フィニッシュまで振り切ることができます。
ハーフウェイバック～フィニッシュまでで練習をして感最後まで振り切る感じを掴めたら今度は、バックスイングを左腕が水平の位置まで上げて、フィニッシュまで振り切る練習をします。これも感じがつかめたら、通常のトップの位置まで上げてフィニッシュまで振り切るようにします。このようなドリルを行うとフィニッシュまで振り切れるようになります。
また素振りはボールの行方が気にならないので、思った通りのスイングがしやすいです。素振りをする際は、重心をダウン～フォローで左足に乗せることと、ボールを打った後に力を入れる意識をもってスイングしてください。
あと素振りの時に意識したいポイントは、インパクトを過ぎてフォローでクラブヘッドが最速になり、フォローで風を切る音がするようにスイングしてください。そうすることにより、最後まで振り切れるようになります。
まとめ
最後まで振り切るのは、練習場だとなんとかできても、コースだとなかなか難しいですが、フィニッシュで最後まで振り切ると、飛距離が出ますし、ミート率もよくなるだけでなく、見た目もかっこよくなりますので、是非この記事を参考にして練習をしてマスターしてください。
この記事では振り切ることに特化して解説させていただきましたが、スイングについてもっと深く知りたいようでしたら、ＤＶＤで学んでください。
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