ゴルフ久しぶりのラウンドの前に準備しておきたいこと
ずっとゴルフを休んでいたけれども、急にラウンドすることになってしまったり、ラウンドの予定は決まっていたんだけど、忙しくてなかなか練習ができずにラウンドの日が近づいてきてしまい、どうしたらいいか焦ってしまうことはありませんか?
ラウンドするまであまり時間がない・・・。だけど、今度のラウンドでそこそこのスコアでラウンドしたい・・・。そんな時に、何を練習すればいいのかについて解説させていたきます。
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Contents
久し振りのラウンドだと上手くいかないこと
久し振りのラウンドまで時間がないと、すべての練習を満足いくまで練習することができません。そこで、練習するものを選ばなけれなりません。ここで、選ぶものを間違ってしまうと、さんざんなラウンドになってしまいます。久しぶりのラウンドでもそこそこのスコアでラウンドしたいものです。
まず練習しておきたいことは、小技です。大きいスイングは久しぶりでもそれほど変わりません。久しぶりに練習をしたけど、意外に当たった経験はありませんか?
久しぶりに練習すると、大きいスイングの感覚は忘れてしまっているのですけれども、スイングしてみると、打った球筋はそれほど変な方向には飛びません。
では久しぶりのゴルフだと何が上手くいかないかというと、それは小技です。アプローチやパターなどは、かなり違います。アプローチは、久しぶりだと、距離感が合わないのはもちろん、ダフリやトップが出てしまいます。パッティングも、距離感が合わなかったり、方向性が悪くなってしまい、ショートパットが入らなくなってしまいます。
久しぶりのラウンドの前に練習しておきたい事
久しぶりのラウンドだと、アプローチやパターが上手くいかないので、ラウンドの前に練習をしておいてください。ラウンドまでにじかんがあれば、アプローチやパターをしっかりとまんべんなく練習しておきたいのですが、時間のない時には、激選して練習しなければなりません。
時間がないので、簡単で確実に効果がでることをやっておいてください。具体的にアプローチではランニングアプローチや、ピッチエンドランを練習しておいてください。
打つのが難しいピッチショットを練習しても、短い期間では上手く打てるようになりませんので、打つのが易しい低い球のアプローチを練習しておいてください。ランニングアプローチやピッチエンドランは、打つのもやさしいですし、練習すれば、すぐに効果があらわれます。
また、パッティングも練習してください。パッティングの練習は、家で手軽にできますし、練習すればすぐに効果があらわれます。
一般的なランニングアプローチの打ち方
ランニングアプローチとピッチエンドランの打ち方を解説いたします。まずランニングアプローチの打ち方ですが、アドレスで気を付ける点は2つです。その2つとは、ボールの位置と、重心の位置です。
低い球を打ちますので、ボールはセンターよりも少し右足寄りに置いてください。右足寄りに置けば置くほど、ロフトが立ちますので、より低い球になります。
次に重心の位置ですが、少し左足に重心をかけるようにして下さい。左足に重心をかければかけるほど、ロフトが立ちますので、低い球になります。
打ち方で気を付けるポイントは、手や腕を使いすぎないことと、重心の位置を変えないことです。手や腕を使いすぎてしまうと、インパクトで正しくボールを取られるのが難しくなり、ダフリやトップがでてしまいますし、上手く打つことができたとしても、手首の形が変わってしまうと、スイング毎にインパクトの時のロフトの角度が変わってしまうので、球の高さがその都度変わってしまい、距離感が合わなくなってしまいます。
ですので、パッティングをするときのように、手や腕をあまり使い過ぎずに、両肩と両腕でできる三角形を変えずに肩の回転でスイングするようにして下さい。この三角形を変えないで振り子のイメージでスイングしたいのですが、このときに、頭の位置が動きすぎないように注意してください。
また、アドレスで左足に重心をかけたら、そのまま重心の位置を変えないようにスイングしてください。せっかくアドレスで左足に重心をかけていても、スイング中に右足に重心がかかってしまうと、ダフリやトップが出てしまいますし、上手く当たったとしても、ロフトが寝てしまいますので、高い球になってしまいます。
このように、ランニングアプローチでは、アドレスでボールを右に置き、左足に重心をかけ、手や腕を使いすぎず、重心の位置を変えないようにスイングしてください。
ボールを右に置き、左足に重心をかける
・打ち方
手や腕を使わずに肩の回転で打ち、重心の位置を変えない
久しぶりのラウンドの前に練習しておきたい7番8番アイアンを使用したランニングアプローチ
通常のランニングアプローチは先ほど解説させていただいた通りなのですが、ラウンドまで時間があまりない時には、もっとも簡単な打ち方でランニングアプローチをしてください。
最も簡単なランニングアプローチとは、7番や8番アイアンを使用した打ち方です。サンドウエッジなどでピッチショットからランニングアプローチまで打ち分ける方法もありますが、使用するクラブを変えるほうが圧倒的にやさしいです。
技術の向上を目指すのであれば、サンドウエッジ1本でいろんな球筋が打てるように練習することも大事ですが、今回は久しぶりのラウンドで、しかも時間があまりないときに、有効な方法ということでご説明させていただいておりますので、サンドウエッジでいろんな球筋を打ち分けるということはあまり得策ではありません。
通常、ランニングアプローチでは、ボールを右に置き左足に重心をかけるのですが、7番アイアンや8番アイアンはロフトが立っているので、ボールを右足寄りに置いたり、左足に重心をかけたりしなくても大丈夫です。
ボールの位置は両足のセンターに置き、重心も左右均等でOKです。それでも7番や8番アイアンでは、低い球が出て簡単にランニングアプローチを打つことができます。
7番や8番アイアンでボールを右足寄りに置いて締まったり、左足に重心をかけてしまうと、ロフトが立ちすぎてしまい、キャリーがほとんど出なくなってしまいます。
7番や8番アイアンを使ったランニングアプローチの打ちかたは、通常のランニングアプローチと同じで、アドレスの手や腕の形を変えずに、肩の回転で打ち、アドレスの重心の位置を変えないようにしてください。
・打ち方 手や腕を使わずに肩の回転で打ち、重心の位置を変えない
ランニングアプローチでは転がりすぎてしまう場合は
7番や8番アイアンでのランニングアプローチが一番やさしいのですが、ランニングアプローチでは転がりすぎてしまう場合もあります。そういう時には、ピッチエンドランが有効です。ピッチエンドランとは、少しキャリーが出て、少し転がる打ち方です。ランニングアプローチよりも転がりが少なくなる打ち方です。
使用するクラブは、9番アイアンやピッティングウエッジを使用してください。打ち方は7番や8番アイアンを使用したランニングアプローチと同じです。
アドレスはボールをセンターに置き、重心は左右均等、打ち方は、アドレスの手や腕の形を変えずに肩の回転で、アドレスの重心の位置を変えないようにスイングして下さい。
久しぶりのラウンドの前に練習しておきたい事 パッティング
ラウンド前にはパッティングをしっかりと練習しておいてください。パッティングは即効性が強く、大きなスイングに比べると、練習すればすぐに効果があらわれます。
また家でも手軽に練習できます。練習方法ですが、アドレスしたら、パターヘッドのトゥ側と、ヒール側にクラブなどを置いて、まっすぐ振れるように練習しておいてください。
パッティングは、フェースの向きとクラブヘッドの軌道がとても重要です。フェースの向きとクラブヘッドの軌道には密接な関係があり、例えばフェースが左を向いてインパクトしてしまうと、引っ掛けが出てしまうのですが、引っ掛けを繰り返していると、左に行かせないように、インサイドアウトにクラブヘッドを振るようになります。
そうすると、フェースが左を向いているのと、インサイドアウトの軌道という間違った2つの動きを何とか調整して、狙った方向にボールを打ちだすようになってしまいます。
ですので、クラブヘッドの軌道がまっすぐになるように意識することにより、フェースの向きもまっすぐに保ちやすくなりますので、まずは、真っ直ぐな軌道で振るように心がけて練習をおこなってください。
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久しぶりのラウンドの前に練習しておきたい事 スイング
もしラウンドに行くまでに練習場に行くことができれば、短い番手を多く練習して下さい。ドライバーなどの長いクラブの練習は少しで大丈夫です。大きいスイングは練習してもすぐには変わりませんし、OBさえ打たなければ、スコアに大きな影響を与えません。
それでもドライバーは何球か打っておきたいと思ますので、少しだけ練習していただいてOKなのですが、どんな球筋が出るのかをよく見ておいてください。打ち出しがどっちに出て、曲がる方向がどっちにどのくらい曲がるのかというのをよく見ておいていただき、ラウンドの時には、その出やすい球筋を生かしてラウンドするようにして下さい。
あとショートアイアンを中心に練習していただきたいのですが、フルスイングではなく、ハーフスイングやスリークォーターを中心に練習しておいて下さい。久しぶりの練習だと、フルスイングは練習してもあまり上手く当たらないことが多いですし、実際のコースでは、傾斜からのショットだったり、距離をコントロールするために、ハーフスイングやスリークォーターなどで打つことが多いです。
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まとめ
このように久しぶりのラウンド前であまり時間がない時には、ランニングアプローチとピッチエンドラン、パッティング、ハーフスイングやスリークォーターでのスイング、ドライバーでは球筋の確認をしておいてください。
これらを練習していただき、久しぶりのラウンドに備えていただければ、スコアを大きく崩さなくなりますので、是非試してみてください。