ゴルフバンカー攻略のコツと出ないときにチェックしたい3つのポイント
大たたきの原因はいくつかありますが、バンカーからなかなか出なくて、同じバンカーから何回も打ってしまい、大たたきをしてしまったたなんてことはありませんか?
あの時バンカーから1打で出ていれば・・・。そもそもあの時にバンカーにはいらなかったら・・・。なんてラウンド後に思ってしまうこともあるかと思います。そこで、バンカー攻略のコツと出ないときにチェックしたい3つのポイントについて解説させていただきます。
Contents
バンカーは砂も一緒に飛ばす
まずグリーン周りのバンカーの打ち方について解説させていただきます。まずバンカーはエクスプロージョンといって、ボールと一緒に周りの砂も一緒に飛ばします。ポイントとなるのは、どのくらいの砂を一緒に飛ばすかです。
あまりたくさん砂を取りすぎてしますと、ボールにクラブヘッドの勢いが伝わらないので、ボールがあまり飛びませんし、逆に、砂が少ししか取れないと、ボールが遠くまで飛びます。
スイングの基本を学ぶのに最適な谷将貴プロのDVDグリーン周りのバンカーは、適正な量の砂をボールと一緒に飛ばすことにより、狙った距離を打つことができます。
バンカーの基本的な打ち方 フェースの開き具合
それではバンカーの基本的な打ち方ですが、まずフェースを少し開きます。なぜ開くかというと、適正な砂の量を取るためです。通常のショットと同じようにフェースを真っ直ぐにしていると、クラブヘッドが砂に潜りすぎてしまいますので、砂をたくさんとりすぎてしまい、ボールにクラブヘッドの勢いを伝えることができないので、ボールをバンカーのそとに出すことができなくなってしまいます。
ですので、アドレスでフェースを少し開きます。あまり大きく開きすぎてしまうと。打ったボールが高く上がるので、遠くまで飛ばすことができなくなってしまいます。
基本のフェースの開き具合は、30度位ですが、打ちたいボールの高さ、距離、砂の質などでどのくらいフェースを開いたらいいか決めてください。
高いボールを打ちたいときには、フェースをたくさん開き、高く上げなくてもいい時には、あまりフェースを開きません。あと、距離を出したいときには、フェースをあまり開かずに打ち、あまり飛ばしたくないときには、フェースを多く開きます。砂の質も重要です。硬い砂の時には、フェースを開くとバンスが跳ねてしまいますので、フェースはあまり開きませんし、砂が柔らかい時には、フェースを開かないと、砂を多くとりすぎてしまうので、フェースを開きます。
バンカーの基本的な打ち方 スタンスの向きとクラブを振る方向
フェースを開いて右に向けるので、打った球が右に飛びやすいですので、その分スタンスをオープンにします。クラブヘッドを振る方向は、スタンスと平行に振ります。
目標方向に対しては、アウトサイドインの軌道になりますが、あくまでもスタンスと平行です。スタンスの向きよりもアウトサイドインに振らないようにして下さい。
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バンカーから出ないときにチェックしたい3つのポイント ボールの位置
バンカーから上手く出ないときには3つのポイントをチェックしてください。3つのポイントとは、ボールの位置、重心の位置、振り幅です。
まずボールの位置はとても重要です。バンカーショットのボールの位置は、芝の上から打つときと同じで、スタンスのセンターになります。センターに置くことで適正な砂の量をボールと一緒に飛ばすことができます。
ボールを芝から打つときと同じ位置に置くと、クラブヘッドにボールがクリーンに当たってしまうのではないかと感じてしまうかもしれませんが、そんなことはなくボールの手前の砂も一緒に飛ばすことができます。
なぜかというと、バンカーはスタンスを取った時に、少し足を埋めます。この足を埋めることにより、ボールをセンターにおいても自然にボールの手前の砂をボールと一緒に飛ばすことができます。
ボールの位置をセンターよりも左に置いてしまうと。砂を多くとりすぎてしまい、クラブヘッドの力をボールに伝えることができずに、バンカーからボールを出すことができませんし、逆にセンターよりも右側に置いてしまうと、砂があまりとれずに、クリーンに直接ボールをうってしまうと、飛びすぎてしまいますので、バンカーのボールの位置はセンターにしてください。
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バンカーから出ないときにチェックしたい3つのポイント 重心の位置
重心の位置も非常に重要です。バンカーから上手く出ない時のほとんどが重心の位置が間違っています。出ないときのほとんどは、インパクトで右足に重心がかかりすぎています。
右足に重心がかかりすぎてしまうと、クラブヘッドの最下点がボールの右側になりすぎてしまうので、砂を多くとりすぎてしまい、クラブヘッドの力がボールに伝わらないので、バンカーの外までボールを飛ばすことができまません。
右足に重心がかかりすぎてしまう原因は、高いボールを打とうとしてしまうことです。グリーン周りのバンカーのほとんどは、土手が高くなっていますので、どうしてもその土手を超えたいと思ってしまうと、高い球をうちたくなり右足重心になってしまいます。
逆にインパクトで左に重心がかかりすぎてしまうことはほとんどありません。インパクトの位置が間違っているときの9割は右足重心になっています。左足重心になってしまってミスになっているのは、全体の1割くらいしかありません。
右足重心にならないようにするためのポイントは、ダウンウイングに入るときに、左足に重心を乗せてからクラブを振り下ろすようにすることです。
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バンカーから出ないときにチェックしたい3つのポイント 振り幅
バンカーから上手く出ないときにチェックしたい3つ目のポイントは振り幅です。バンカーから出ないときには、振り幅が小さく、力がボールに伝わらないことが多いです。
バンカーからは、砂と一緒にボールを飛ばすので、芝から打つときの2~3倍の距離を打つくらいの振り幅で振ってください。例えば15ヤードのバンカーショットを打つときには、芝から30~45ヤード打つくらいの振り幅で振るようにして下さい。
また、左右対称に振るようにして下さい。バックスイングが大きくフォローが小さいと、力がボールに伝わらなくなってしまい、ボールがバンカーからでません。
逆にバックスイングが小さくフォローが大きいと、右足重心になりボールをしたから上にすくうような打ち方になるので、砂を多くとりすぎてしまい、バンカーからボールを出すことができません。
バンカーではバックスイングとフォローでの振り幅の大きさを左右対称にしていただくことにより、上手くバンカーから脱出することができます。ですが、目玉からのバンカーショットや、すぐ近くにボールを落としたいときなどは、フォローをほとんど取らない場合もあります。
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まとめ
基本的に、グリーン周りのバンカーはなるべく入らないようにしてコースマネージメントを考えるのですが、バンカーが苦手だと、バンカーに入らないように徹底的に避けるようなマネージメントをしなければならないので、チャンスが生まれにくくなります。
例えばロングホールのセカンドショットで、グリーン手前にバンカーがあるときに、グリーンを狙ってショットすれば、2オンしてチャンスを迎えることもありますが、バンカーには絶対に入れないような攻め方をすると、手間に刻まなければなりませんので、上手くいっても3オンすることしかできません。
バンカーは普段あまり練習できないので、難しく感じてしまうかもしれませんが、正しい方法を知り、練習をしておけば、それほど難しくありませんので、是非この記事を参考にしていただき、バンカーから一発で脱出できるように練習をしてください。