ゴルフが上手くなるための練習頻度と量はどのくらいか?
ゴルフが上手くなるには、当然ながら練習を行わなければなりません。練習しているのに、なかなかうまくならないのは、もしかしたら練習量がたりないのかもしれません。
しかしどのくらいの頻度で、どのくらいの量の練習をしたら上達するのか分かりにくいものです。そこでどのくらいの頻度で、どのくらいの量の練習を行ったら上達するのかについて解説させていただきます。
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ゴルフの理想的な練習頻度
上達するためには、最低週に2回以上の練習をおこなわなければ上達しません。週に1回でも上達しますが、かなり上達のスピードは遅いです。
なぜかというと、人間の脳が覚えていられるのは、3日と言われていますので、前回の練習から3日以内に再度練習すれば、前回練習したことを覚えていますので、前回の練習の続きからでき、技術が積みあがっていきます。しかし3日以上日が空いてしまっては、前回の練習を忘れてしまっていますので、前回練習したことを思い出して終わってしまい、なかなか上達せずに、ほとんど現状維持です。
このように、上達するためには、週に2回以上練習する必要があります。
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上達するためのゴルフ場に行く頻度
ではゴルフ場に行く頻度がどのくらいがいいかというと、最低月に1回以上は行くようにしてください。月に1回以上行かないと上手くなりません。出来れば月に2回以上行っていただくのが理想です。
やはり、ゴルフ場に行かないと、なかなか上達しません。上達が早い人は間違いなくコースに行く回数が多いです。練習場に行くだけでは、上達のスピードは遅くなります。練習場でいくらいいスイングを作り上げても、いいスコアが出るとは限りません。
ゴルフ場にはいろんな状況があります。傾斜があったり、風があったり、ボールがあるところの芝が長かったり、短かったり、ベアグランドだったりします。
いいスコアでラウンドするためには、いろんな状況に対応できなくてはなりません。傾斜地から平らなところと同じように打っては上手くボールを打つことができません。
ボールの位置をかえたり、前傾の角度をかえたり、重心のかけ方をかえたり、いろいろアドレスをかえたりしなければなりません。スイングの仕方も、傾斜地からフルスイングしたら当たりませんし、平坦なところのように、大きく重心移動をしたら上手くボールをうつことができません。
このように、練習場で練習しているだけでは、上手くボールを打つことができない場面があります。いいスコアでラウンドするためには、その場その場でどのようにアドレスして、どのように振ればいいのかを知っていなければなりませんし、傾斜地からはどのような球筋が出やすいのかなども知っていなければなりません。
スイングを変えるにはどのくらいボールを打てばよいか
ある程度ゴルフをやったことがある人だと、なかなかスイングを変えることができません。1日や2日練習したくらいでは、当然スイングは変わりません。ではどの位のボールを打ったらスイングが変わるのかということですが、だいたい1万球~2万球です。
毎日200球打って2カ月弱~3か月くらいです。しかし毎日練習はできないと思いますので、週に2回練習して、1回の練習量が200球だとすると、5カ月~10カ月です。このくらいの練習量をこなさなければ、スイングをかえることはできません。
しかも正しい形で練習してこの量です。1日に200球打ったとしても、そのうち、間違ったスイングをしてしまってはもっと長い時間がかかります。あくまでも200球全て正しいスイングをしたとして5~10カ月です。
ですからスイングがなかなか変わらないと、焦る必要はありません。1万球~2万球打たなければスイングは変わりませんので、長期的な目線で見なければなりません。
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コロコロと実践するスイング理論を変えない
スイングが変わらないからと、なかなか上手くならないから自分には素質がないんだと落ち込む必要はありません。上達するためには、とにかく練習することです。なかなかうまくならないと落ち込む時間があったらひたすら練習してください。
ほとんどの場合この球数を打つことができずに、諦めてしまいます。しかし諦めてしまって練習を止めてしまっては、なかなか上達しません。
なかなか上達しないからといって、今取り組んでいるスイング改造は間違っていると思って、別のスイング理論を探してしまい、今まで取り組んでいたことはやめて、他のことを始めてしまうと、また次のテーマも1~2万球練習しなければ習得できないんので、その球数を練習することができずに、次のスイング理論を探してしまいます。
このように、ろくに練習もせずに、次から次へといろんなスイング理論を実践してしまうと、スイングが固まらなので、なかなか上達しません。
巷には、いろんなスイング理論があります。それぞれの理論はそれぞれのプロが上手くいった方法なので、どれが正解でどれが間違っているということはありません。すべてが正解です。しかしながら、いろんな理論を少しずつかいつまんでしまうと、なかなか上達しません。
ある部分はA問理論で、ある部分はBという理論という感じで、いろんな理論のいいとこ取りをしようとしてもダメです。いいとこどりをしたつもりでも、実際には、マイナスになってしまうことが多いです。
例えば、東京から大阪まで行くのに、方法はいくつかあります。飛行機で行く方法、新幹線で行く方法、車で行く方法があります。飛行機で行くためには、まず羽田に行く必要がありあす。
しかし、新幹線で行くためには東京駅や品川駅などの駅に行く必要があります。車で行くためには、車に乗らなければなりませんが、いろんな行き方を少しづつかいつまんでしまうと、東京駅で新幹線のチケットを買って、車に乗り羽田まで行き、新幹線に乗ろうと思っても乗ることができません。
飛行機、新幹線、車でそれぞれメリットとデメリットがありますが、どの方法でも大阪まで行くことができます。しかしながら、少しずついろんなところをかいつまんでしまうと、大阪まで行くことができなかったり、遠回りしてしまいます。
交通手段だと、分かりやすいのですが、ゴルフの理論だと1つの方法に集中するというのが分かりにくく、しっかりと実践する前に他の理論に移ってしまってはダメです。出来れば1年、少なくても半年は腰を据えて1つの理論に取り組まなければ上達することができません。
ゴルフにはいろんな楽しみ方があるので、上達しなくても、次々に新しい理論を実践するのが楽しいということであれば、それはそれで問題ありませんが、多くの人は上手くなりたいはずです。上手くなりたいようでしたら、腰を据えてしっかりと1つの理論を実践して下さい。そうすることが、最速で上達する方法になります。
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まとめ
このようにスイングを変えるためには、1~2万球のボールを打つ必要があり、ある程度時間がかかります。スイング改造中は、いい球が出ないので、コースには行かないほうがいいと思ってしまうかもしれませんが、スイング改造中もどんどんコースに行ってください。
コースに行ったら、スイングのことはあまり気にしすぎずに、その日に一番いい球が出るであろうスイングでラウンドをしてください。それが、以前の修正前のスイングであれば、前のスイングでラウンドしていただきいいスコアを目指して下さい。
でもそんなことをすると、せっかく練習場で作ったスイングが壊れてしまうと思ってしまうかもしれませんが、コースではあまりスイングを気にしすぎないようにしてください。
コースでボールを打つ回数はレベルにより異なりますが、ある程度大きいショットを打つ回数はパープレーでラウンドするようであれば、だいたい1ラウンドで36回くらいですし、ボギーペースの人でもそれほど多くないはずです。
ですから、コースではあまり打つ回数はあまり多くないので、コースではスイングを気にしすぎずに、ラウンドしていただき、その分練習場ではしっかりと形を気にしながら練習を行ってください。
コースでスイングを気にしてしまうと、いいスコアが出なくなるので、ゴルフが楽しくなくなってしまいます。やはり上達するためには、楽しみながらゴルフをするというのがとても重要ですので、コースではスイングを気にしすぎずに、練習場でスイングを作ってください。そうすることが最速で上達しますので、是非心がけてみて下さい。