ラウンド後半にスライスが出てしまう原因と対策
午前中はいい感じでクラブが振れていて、いいショットが続いていたのに、ご飯を食べたら、急に別人のようになり、スライすを連発してしまい、スコアを大きく崩してし待ったことはありませんか?
後半も前半と同じようなショットが出れば、「ベストスコアを更新できそうだったのに・・・」「ライバルに勝てたのに・・・」と悔しい思いをもうしなくてもいいように、なぜ後半になるとスライスしてしまうのか?その原因と対処法について解説させていただきます。
Contents
後半にスライスしてしまう原因 肩の回転が浅い
後半にスライスしてしまう原因は、疲れからくるのが主な原因なのですが、疲れてくると、バックスイングで肩の回転が浅くなってしまうというのが一番の原因です。
疲れてくると、バックスイングで肩を回転させることができなくなってしまいますので、バックスイングがアウトに上がってしまい、トップの手の位置もアウトになってしまいます。
そのままダウンスイングを行うと、当然クラブヘッドはアウトサイドから下りてきてしまいますので、アウトサイドインの軌道になり、スライスしてしまいます。
疲れてくるとどうしても回転が浅くなってしまいますので、バックスイングでは、背中を目標方向にしっかりと向けるように意識して、肩をしっかりと回すようにしてください。
後半にスライスしてしまう原因 タイミングが早い
後半疲れてしまうと、切り返しのタイミングが早くなってしまいます。切り返しのタイミングが早いとは、ダウンスイングに入るときに、肩が左(ダウンスイング方向)に回転し始めるのが早くなってしまうことです。
切り返しで肩が左(ダウンスイング方向)に回転し始めるのが早くなってしまうと、手やクラブが前に出てしまい、アウトサイドからクラブヘッドが下りてきてしまいます。そうすると、アウトサイドインの軌道になってしまうので、スライスしてしまいます。
切り返しでは、背中が目標方向を向いたままで、下半身が左に動き出し、下半身の動きにつられて肩が左(ダウンスイング方向)に回転し始めるのが正しい切り返しの動きです。この動きが正しくできれば、スライスすることはありません。
後半にスライスしてしまう原因 前傾が浅い
また、ゴルフのアドレスは前傾するのですが、前傾するのは疲れるので、後半に疲れてくると、前傾角度が浅くなってしまいます。そうすると、バックスイングで肩を背骨に対して直角に回転させると、インサイドにクラブが入ってしまいます。そして、フェースが開いてしまいます。
バックスイングでフェースが開いてしまいますと、どうしてもスライスが出やすくなります。また1度スライスが出ると、右に球を生かせないように、無意識にフォローを左にクラブを振りたくなってしまいます。そうするとアウトサイドインの軌道がより強くなり、よりスライスが大きくなります。こうなると、どんどん深みにはまってしまいます。
後半にスライスしてしまう原因 ダウンスイングで起き上る
そして、アドレスでの前傾角度は正しくても疲れてくると背中が曲がりやすくなってしまいます。アドレスで背中が曲がっているとスイング中に、背中が伸びてしまうと、起き上ってしまいますし、アドレスは正しい前傾角度で背筋が伸びていても、前傾しているのは苦しいので、スイング中に起き上りやすくなってしまいます。
特にダウンスイングで、おなかが前に出て前傾が起き上ってしまうと、手が浮いてしまい、フェースが開いてしまいます。そうすると、スライスだけでなく、シャンクも出てしまいます。
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後半にスライスしてしまう原因 左ひざが流れる
後半に疲れてしまうと、下半身の踏ん張りがきかなくなってしまい、スライスが出てしますことがあります。ダウンスイング~インパクトで左の足(太もも)でしっかりと踏ん張ることにより、クラブヘッドが走るのですが、疲れてくると、左足(腿)の踏ん張りがきかなくなってしまい、左の膝が左に流れてしまうと、クラブヘッドを走らせることができずに、手が先行してしまいますので、フェースが開きスライスが出てしまいます。
ダウンスイングで一度体を左に動かし、左の膝で踏ん張って、左への動きを止めることにより、クラブヘッドを振ることができるのですが、だらっと膝が左に流れてしまうと、クラブヘッドを加速させることができません。
この動きはなかなか分かりにくいのですが、右手のグリップエンドを親指と人差し指で挟むように持ってみてください。そして手を左右に動かし、クラブヘッドを左右に振ってみてください。
この動きを繰り返していただくと、分かりやすいのですが、大きくクラブヘッドを振るためには、手を動かした後、逆方向に手を動かすことにより、クラブヘッドを大きく振ることができます。
この動きと同じで、スイングもダウンスイングで左方向に動いた後に、左足でその動きを止めることにより、大きくクラブヘッドを振ることができるのですが、ずっと左にだらっとウ誤解していてはクラブヘッドを勢いよく振ることができず、振り遅れてしまうので、フェースが開きスライスしてしまいます。
またダウンスイングで左の膝が早い段階で伸びてしまうと、右肩が下がってしまいますので、フェースが開いてスライスしてしまいます。
ラウンドの後半にスライスが出ないようするための対策
ラウンド後半にスライスさせないようにするには、まずアドレスは頑張って背筋を伸ばしていたき、バックスイングでの肩の回転不足と切り返しで肩が早く開かないようにすることと、左膝が流れないようにするためには、左につま先を少し閉じてみてください。
多くの人は、アドレスで左のつま先が開いていますが、ラウンドの後半でスライスが多くなってしまうようであれば、左のつま先は開かないようにして真っ直ぐにしてください。
そうすることで、バックスイングの時に体を右に回転しやすくなりますし、切り返しで左を向きにくくなります。そしてさらに、ダウンスイングで左の膝が左に流れにくくなります。
しかし、ラウンドの途中で左のつま先を真っ直ぐにすると、スライスが減り、逆にフックが出てしまうことがあるかもしれません。そうなると、右も左にも行ってしまうので、マナージメントが難しくなってしまいます。
ですので、ラウンド後半スライスが出るのを計算して、左を向いてショットすることにより、ある程度計算できれば、無理にスライスを直そうとしないほうが、いいスコアを出しやすいです。
スライスがひどくてどうしようもない時だけ、左のつま先を閉じてショットしてみてください。
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まとめ
18ホールラウンドしていると、スイングをなるべく変えないように心がけていても、どうしても途中で球筋が変わってしまうことがあります。基本的には、スイングを変えずに狙う方向を変えて、マネージメントするようにして下さい。
あと、いつも何番ホールくらいからスライスするようになるかというのを、調べておくと、マネージメントしやすくなります。またスライスするようになる前には、どのようなことを感じているのか、何か兆候はないかなどを、よく考えながらラウンドしていただくと、何かきっかけがあったりするかもしれませんので注意してラウンドしてください。
是非この記事を参考にしていただき、ラウンドの後半に疲れていてもスコアを崩さないでラウンドしてください。