ゴルフで低い球の打ち方とメリットと簡単に打つための3つのポイント
ゴルフ場ではいろんな状況があります。木の下を抜きたいとき、風があるときなどここで低い球が打てたらいいのにと思ったことはありませんか?でも低い球を打つのは上級者の技術で、まだまだ自分には早いと思っていませんか?
しかし、低い球を打つのは、それほど難しくありません。ある程度球が打てれば打つことができます。ある程度とはどのくらいかというと、スコアでいうと120以下でラウンドしたことがある位の技術があれば、打つことができます。
低い球は難しくないのに、意識して低い球を打つ人は少ないです。そこで低い球を打つにはどうしたらいいかを解説させていただきます。
Contents
低い球の簡単な打ち方
それでは早速低い球の打ち方を解説させていただきます。低い球を打つためのポイントは3つです。その3つとは、ボールの位置、グリップを握る長さ、スイングの大きさです。
まずボールの位置は、通常の位置よりも少し右足寄りに置いてください。ボールを右に置くことにより、インパクトのロフトの角度が通常よりも立ちますので、低い球になります。右足よりに置けば置くほど低い球になります。
次のポイントはグリップを握る長さです。短く握ってください。短く握っていただくことにより、ヘッドスピードが上がらなくなるので、低い球になります。
ボールの位置とクラブを握る長さは、アドレスで気を付けることですが、振り方で気を付けるのは、1つだけです。それは振り幅を小さくすることです。ハーフスイングやスリーククォーターでボールを打つことによりヘッドスピードがフルスイングに比べて落ちますんので、低い球になります。
低い球はハーフスイングやスリークォーターで打ちますので、当然飛距離を出すことができませんので、1番か2番手大きいクラブを持ってスイングしてください。
このように低い球を簡単に打つには、ボールの位置、グリップを短く握る、振り幅を小さくすることの3点のみです。ある程度ゴルフをやったことがある人であれば、簡単にできるはずです。
初心者でも、スイングの練習をするときに、いきなりフルスイングせずに、ハーフスイングを行うはずです。その時のハーフスイングをおこなっていただければ、簡単に低い球を打つことができます。
・クラブを短く持つ
・振り幅を小さくする
いろいろな低い球の打ち方
先ほどご紹介しました低い球の打ち方ですが、バックスピン量が減るので、グリーン上で止まらずにコロコロ転がってしまいます。転がしてランが欲しい時はこれでOKですが、低い球でもあまりランを出さない方法もあります。
それはバックスピンを増やして低い球を打つ方法です。バックスピン量を増やすためには、少しヘッドスピードを上げ上から打ち込むといいです。
打ち方で意識していただくのは、ダウンスイングで左への重心移動をしっかりとしていただき、少し上から打ち込んで、フォローはあまりとらないイメージでスイングしてください。そうすることにより、バックスピンがかかるようになり、グリーン上であまりランが出なくなります。
低い球のメリット
低い球のメリットは、風の影響を受けにくいことです。また、低い球は滞空時間が短いので、曲がり幅が小さくなりますので、方向性がよくなり、狙った方向にボールを運びやすくなります。
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低い球が有効な場面
低い球が有効な場面としては、まず何といっても風が強い時です。風が強い時には、高い球を打ってしまうと、思ったよりもボールが曲がってしまいますが、低い球だと風の影響を受けにくいので、狙ったところのボールを運びやすくなります。
そして、左右の風だけでなく、アゲインストの時にも有効です。アゲインストだとボールが風に戻されてしまうのですが、低い球だと飛距離のロスが少なくなります。
また、フォローの時にも低い球が有効です。風が強いと、フォローの風に乗ってしまい、思ったよりも飛んでしまうことがあります。しかし、低い球であれば、飛びすぎてしまうことがありません。
低い球が有効な他の場面としては、林の中からの脱出に有効です。林の中からだっしゅつするときには、木の枝の下を抜かなければならないので、低い球を打ってください。また低い球を打つ打ち方というのは、林の中のようなベアグランドからミスの少ない打ち方です。
ベアグランドからは、普通にクラブを振ってしまうと、ダフったりトップしたりしてしまいますが、低い球を打つ打ち方は、まさに林のなかから打つ打ち方となります。
あと、方向性を大事にしていきたいときのショットとしてとても有効です。低い球は、風の影響を受けにくくなりますし、狙った方向に打っていきやすいので、ピンを狙っていきたいときなどに有効です。
また打ち下ろしのホールでも有効です。打ち下ろしのホールでは低く打つことにより、滞空時間が短くなるので、狙った方向にボールを打っていきやすくなります。
低い球のデメリット
低い球はとても有効なショットになるのですが、デメリットもあります。やはり、高い球に比べて、キャリーが出なくなるので、飛距離が出ません。そして、上から打ち込んでスピン量を増やしても、高い球に比べると、グリーン上で止まりにくくなります。
あとは、上から打ち込んで強めにボールをヒットすると、芝がボールとフェースの間に挟まってしまうと、フライヤーになってしまうこともあります。そして、インパクトの強さを変えるので、飛距離の調節が弘通に打った時よりは難しくなります。
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ドライバーでの低い球の打ち方
低い球を打つのはアイアンが多いのですが、ドライバーでも有効です。風が強い時や、打ち下ろしのホール、狭いホールなど、ドライバーでも低い球を打ちたいときもあります。
ドライバーで低い球を打つときには、ティーアップを低くして、ボールを少し右足寄りに置き、スイングの振り幅を小さくしてください。ドライバーで低い球を打つときは、あまり上から打ち込んでしまうと、クラブヘッドがボールの下に入り、天ぷらになってしまったり、スピン量が増えすぎてしまい、高く上がってしまうこともありますので、あまり打ち込まないほうがいいです。低くティーアップしたボールを横から払うイメージで打ってください。
ドライバーで引く球を打つ練習方法で有効なのは、ティーアップしないでボールを打つ方法がいいです。ティーアップしないでボールを打つとそれだけで低い球になりますし、低いティーアップでボールを打とうと思うと難しく感じてしまうのですが、ティーアップしないでボールを打つ練習をおこなっておくと、低くティーアップしても難しく感じません。
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まとめ
低い球というと、上級者志か打つことができないイメージがあったかもしれませんが、実は打つのはやさしいです。上から打ち込みスピン量を増やしてあまりランを出さない打ち方は少し難しいですが、ボールを右に置き、クラブを短く持って、振り幅を小さくする打ち方はとても簡単です。
なぜなら、通常のスイングの練習をするときに、おこなっているハーフスイングで打てばいいからです。是非この簡単な低い球の打ち方で、風の日や、方向性をよくしたいときに活用していただき、いいスコアでラウンドしてください。
普段ハーフスイングの練習をおこなっていないようであれば、これを機会に必ず練習をおこなって下さい。低い球を打てるようになるということもありますが、スイングを作るうえでもハーフスイングやスリークォーターの練習をしださい。
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