フェアウェイウッドがネックに当たってしまう原因と対策
距離を出すことができるフェアウェイウッドですが、フェースのネック側に当たってしまうと、芯を外れていますので、狙った距離を出すことができません。
フェアウェイウッドでネック寄り(ヒール)でボールを打ってしまうと、大きく曲がるということはありませんが、距離を大きく落としてしまいます。ネック寄り(ヒール)でボールを打ってしまうと、せっかくグリーンをねらって打っても、手前のバンカーに入ってしまったり、池に落としてしまったりしてしまうこともありますので、スコアを崩してしまいます。
そこで、なぜフェアウェイウッドでネック(ヒール寄り)に当たってしまうのかその原因と対策について解説させていただきます。
Contents
フェアウェイウッドがネックに当たってしまう原因 アドレス
フェアウェイウッドでネックに当たってしまう時に、まずチェックしていただきたいのは、アドレスです。アドレスで、ボールに近く立ちすぎていないかチェックしてください。近くに立っていると、ネックに当たりやすいです。
手の位置は肩の真下がいいのですが、手の位置が肩の真下よりも内側に入っていると、ネックに当たりやすいです。なぜかというと、前傾して腕の力を抜いたら手は肩の真下にきますので、スイング中は、手が肩の真下にきやすいです。アドレスで手が肩の真下よりも内側に入っているときにフェースのセンターにボールをセットしていると、スイングして手が肩の真下に来ると、アドレスの時よりも手が前になるので、クラブヘッドがも前になり、ネック(ヒール寄り)に当たってしまいます。
ですので、手の位置は肩の真下で、体と手の距離はこぶし1.5~2個の幅になるようにアドレスしてください。
次にアドレスでチェックしていただきたいポイントは、前傾角度です。アドレスでの前傾角度が深すぎると、ネック(ヒール寄り)に当たってしまいます。アドレスで前傾が深いと、スイング中に起き上りやすくなります。起き上ってしまうと、手の位置がアドレスのところよりもインパクトで前に出てしまい、ネック(ヒール寄り)に当たってしまいます。
ドライバーでの前傾角度は30度なので、それよりも少しだけ深くしてください。このように、「アドレスでの前傾角度は、深くなりすぎないように気を付けてください。
アドレスでのもう1つのポイントですが、右足重心で構えていないかチェックしてください。右足重心で構えていると、ネック(ヒール寄り)に当たりやすくなります。
右足重心で構えていると、クラブヘッドの軌道がインサイドアウトになるので、いんぱくとで手が浮く形となり、アドレスよりも手の位置は前に出てしまうので、ネック(ヒール寄り)に当たりやすくなります。
フェアウェイウッドはドライバーと同じ形をしているので、どうしてもフェアウェイウッドもだライバーと同じように右足重心で構えてしまいたくなりますが、フェアウェイウッドのアドレスは、左右の足に均等に重心をかけてアドレスしてください。
フェアウェイウッドでネック寄りに当たるときにチェックしたいアドレスでのポイント
・手の位置が近すぎないか(手は肩の真下で手と体の距離はこぶし1.5~2個)
・前傾角度が深すぎないか(30度より少し浅いくらい)
・右足に重心をかけすぎていないか(左右の足に均等にかける)
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フェアウェイウッドがネックに当たってしまう原因 インサイドアウト軌道
クラブヘッドの軌道が、インサイドアウトだとネックに当たってしまいます。インサイドアウトの軌道だと、ダウンスイング~ふぉろーにかけて手とクラブヘッドが体から遠ざかります。遠ざかると、クラブヘッドのネック寄りにボールが当たってしまいます。
インサイドアウトに振ってしまう原因ですが、まず右足重心でインパクトしていることです。右足に重心があると、どうしてもインサイドアウトになってしまいます。バックスイングで大きく右足に重心を移動してしまうと、ダウンスイング~インパクトで左足に重心を乗せることができなくなってしまいますので、あまり大きくバックスイングで右足に重心を移動させないように気を付けてください。
バックスイングはその場で回転するだけで、十分右足に重心が乗ります。腰の位置がアドレスよりも右に動いてしまったらダメです。あくまでもその場で回転することを心がけてください。
そして、ダウンスイングでは腰を左に少し移動させていただき、左足に重心を移動させることにより、インサイドアウトの軌道にならなくなります。
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フェアウェイウッドがネックに当たってしまう原因 起き上り
フェアウェイウッドがネックに当たってしまう原因ですが、スイング中に起き上ってしまうことです。起き上ってしまうと手が浮きアドレスの位置よりも手が前に出てしまうので、ネックに当たってしまいます。
なぜスイング中に起き上ってしまうかというと、まず高い球を打とうとして、右足に重心が残ってしまうからです。そうすると前傾が起き上ってしまい、手が前に出てフェアウェイウッドでネックに当たってしまいます。
また高い球を打とうとしなくても、打ち上げのホールは自然に目線が高くなり、アドレスで右足重心になりやすいので、起き上がりやすくなりますがそうするとネックにボールが当たりやすいです。
あと逆光の時も注意が必要です。逆光だとボールの行方が見にくいので、どうしてもボールがどこに飛んだか気になってしまい、ダウインスイング~インパクトで顔が早く上がりやすくなります。そうすると、起き上りやすくなってしまいますので、逆光の時には、無理に打ったボールを見ようとせずに、他の人に見てもらうようにして打ってください。
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フェアウェイウッドがネックに当たってしまう起き上りをしないようにするための対策
ダウンスイングで起き上らないようにするための対策ですが、2つポイントがあります。その2つとは、左脇とおなかです。切り返しで左の脇を締めるようにしていただくと、ダウンスイング~インパクトで左の肩が上がりにくくなるので、起き上りにくくなります。
また切り返しでおなかが前に出てしまうと、起き上ってしまいますので、おなかが前に出ないように意識していただくと、起き上がりを防ぐことができます。
このように、左脇を締めて、おなかを前に出さないようにしていただければ、フェアウェイウッドがネックに当たってしまうことがなくなりますので、是非試してみてください。
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フェアウェイウッドがネックに当たってしまう起き上りをしないようにするためのイメージ
フェアウェイウッドはドライバーと同じ形をしているので、どうしてもアッパーブローに打ちたくなってしまいますが、フェアウェイウッドでアッパーに振ってしまうと、ダフリやトップも出てしまいますし、ネックにも当たりやすくなります。
またフェアウェイウッドで、高いボールを打とうと思ったときにネックにボールが当たりやすいので、ネックに当てないようにするには、低い球をイメージしてダウンブローで打つといいです。
ダウンブローに打つイメージがあると、左足に重心がかかりますし、インサイドアウトにもなりにくいです。
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まとめ
フェアウェイウッドでネック(ヒール寄り)に当たってしまう時には、まずアドレスで手の位置、前傾角度、重心の位置をチェックしていただき、スイングでは、インサイドアウトの軌道になっていないかと、起き上っていないかをチェックしてください。
フェアウェイウッドのフェースの芯でボールを捉えられるようになれば、ボールを遠くまで飛ばすことができますので、大きなチャンスが巡ってきます。特にロングホールのセカンドショットで、フェアウェイウッドを上手く打つことができれば、2オンできたり、グリーンの近くまでボールを運んでいくことができるので、バーディーやパーが取れる確率がかなり高くなりますので、是非この記事を参考にフェアウェイウッドでネックに当たってしまうのを直してください。
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