ゴルフコンペルールを初心者も分かるように徹底解説
ゴルフをしていると、コンペに出る機会があります。ゴルフ初心者の時には、ゴルフ場に行くだけで緊張してしまうのに、コンペというとさらに緊張感が増してしまします。
そしてコンペのルールがいくつかあるので、まずはそのルールを把握しなければなりません。コンペのルールはそのコンペによって異なり、独自のルールがあるのですが、一般的なものをご紹介します。
Contents
ゴルフコンペ グロス、ハンデ、ネットとは
まずコンペとは何かですが、コンペとはコンペティションの略で、競技会のことです。競技会というと、とてもレベルが高く、厳正なものという感じがしてしまいますが、一般的にコンペというとあまり堅苦しいものではなく、みんなで一緒にゴルフを楽しみましょう。というものが多いです。
多くのコンペでは順位を決めて、その順位によって商品があったりします。その順位の決め方ですが、グロススコアといって単純にスコアで順位を決めてしまうと、あまり上手くないゴルフ初心者はなかなか上位に入れないので、つまらないものになってしまいます。
そこでコンペに参加した人全員に、優勝のチャンスがあるように、ハンデというものがあります。ハンデとは実際にラウンドしたグロスのスコアから引く数字になります。そして引いたスコアのことをネットといいます。
例えば100(グロス)でラウンドしたとします。ハンデが10であれば、ネットは100(グロス)から10(ハンデ)を引いた9(ネット)になります。
このようにあまり上手くない人には、ハンデを多くして、上手い人にはハンデを少なくすれば、コンペに参加した人全員に優勝のチャンスが生まれます。
ゴルフコンペルール ペリア方式
事前にハンデを決めて競う方式をアンダーハンデ方式といいます。しかしこのハンデしかしいつも一緒にラウンドしている人であれば、どのくらいの実力か分かるので、ハンデを事前に決めることができますが、初めて一緒にラウンドする人がいたりすると、どのくらいのハンデを付けたらいいか分かりません。そこで便利なのが、ぺリア方式です。
ペリア方式とはラウンドしたスコアでハンデを決める方式です。まず隠しホールをハーフで3ホールずつトータル6ホール決めます。この6ホールのスコアをもとにハンデを決めます。
まずそほ6ホールのスコアを合計します。そしてその合計スコアを3倍し、その数時から72を引きます。出てきた数字に0.8をかけた数字がハンデになります。そのハンデを実際に回ったスコアから引いて、順位を決めます。
例えば回ったスコアが100で、隠しホールの合計が35だとすると、(35×3-72)×0.8=26.4がハンデになります。
100(グロス)-26.4(ハンデ)=73.6(ネット)となります。このネットのスコア73.6を他の人と比べて順位を出します。
細かく言うと、1ホールはいくつまでカウントするかとか、最大のハンデはいくつまでにするかとかあります。
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ゴルフコンペルール 新ペリア方式
先ほどご説明させていただきました、ペリア方式はとてもいいのですが、運が大きく左右します。そこで考えられてたのが、新ペリア(ダブルペリア)です。
新ペリアとはダブルペリアともいわれているのですが、隠しホールがペリアの倍のハーフで6ホールとなり、合計で12ホールとなります。
例えば回ったスコアが100で、隠しホールの合計が75だとすると、(75×1.5-72)×0.8=32.4がハンデになります。
100(グロス)-32.4(ハンデ)=67.6(ネット)となります。このネットのスコア67.6を他の人と比べて順位を出します。
新ペリアはペリアに比べて運の要素が小さくなります。現在は、新ペリア方式が一番一般的で多く使用されています。
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ゴルフコンペルール 6インチプレース
6インチプレースとは、ボールを6インチ動かしていいというルールです。6インチとは約15センチです。この6インチはフェアウェイのみ動かせる場合と、オール6インチといってラフでも動かせる場合がありますので、事前に確認しておいてください。ちなみにオール6インチといっても、バンカーや、グリーン上では動かせませんので注意して下さい。
全くボールを動かさないで、プレーする方法をノータッチといいます。
また間違えやすいのですが、6インチリプレースではありません。リプレースというのは、同じところに再び置くという意味ですので、6インチ動かすルールは6インチプレースと言いますので、気を付けてください。
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ゴルフコンペルール 1グリップOK
1グリップOKとはグリーン上で使われるルールです。カップまで1グリップ(グリップ1つ分の長さ)だったらOKといって、入ったことにしてボールを拾うというルールです。もちろん1打足してください。
これはなぜこんなルールがあるかというと、時間短縮の為です。1グリップの長さであれば、だれでも簡単に入れることができるので、わざわざ打つと時間がかかってしまいます。そこで打たなくても入ったことにしましょうというルールです。忘れずに1打足してください。
この1グリップOKは他の人が「OK」と言ってくれたら、適用されます。自分の判断では決めないようにしてください。
ゴルフコンペルール ドラコンとニアピン
ドラコンとは、あらかじめ決めておいたホールで、だれが一番飛ぶかを競うものです。フェアウェイが広いロングホールで行われることが多いのですが、あまりいいホールがない時には、ミドルホールでやることもあります。
いくら飛んでもラフにボールが飛んでしまうと、ドラコンを受賞する権利がありませんので、フェアウェイに残った人の中でだれが一番飛んだかを競うものです。
ニアピンとは、あらかじめ決めておいたショートホールでだれが一番ピンに近いかを競うものです。ピンに近くてもグリーンに乗っていないと受賞する権利がありませんので、グリーンに乗った人の中でだれが一番近いかを競うものです。
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まとめ
このようにゴルフコンペにはいくつかのルールがあります。ルールはコンペによって異なりますので、事前に確認しておいてください。この記事では代表的な事だけご説明させていただきましたが、コンペによっては他のルールがある場合もあります。
コンペは、決定された順位によって賞品がある場合もありますので、とても楽しいものです。新ペリアやペリアだとスコアがいい人が必ず優勝するとは限りませんので、最後まであきらめずにプレーしてください。
また順位が最下位だとブービーメーカーといって賞品があることもあります。最下位よりも1つ上の順位はブービーといって賞品があることが多いです。
またハンデを引く前のスコアが一番いい人は、ベスグロといいます。そして飛び賞といって5位、10位、15位、20位・・・などの順位に賞品があることもあります。
ほとんどのコンペの場合は、親睦を深めるのが目的となっていることが多いので、一緒にラウンドする人と楽しくラウンドして下さい。
ルールは正式なものの他に、ローカルルールといってゴルフ場独自のルールもありますので、ラウンドする前に確認しておいてください。ローカルルールは、スコアカードの裏などに書いてあることが多いです。
ゴルフ初心者の中には、コースデビューがコンペになるかもしれませんが、とても楽しいので、ぜひ楽しいでください。
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