ゴルフドライバー球が上がらないで低い弾道になってしまう原因と対策
ドライバーを気持ちよく振り切ったら綺麗な放物線を描き、フェアウェイの真ん中に飛んでいくはずが、なぜか地を這うような低い弾道でキャリーがあまり出ずに地面を転がってしまう球筋になってしまうことはありませんか?
ランはたくさん出るのですが、やはりキャリーが出ないと、池やバンカーを超すことができませんし、トータル飛距離もでません。そしてなによりドライーバーを打っても気持ちよくありません。
やはりドライバーを打ったら、遠くまで飛んでいくボールをゆっくりとみて気持ち良く感じたいものです。そこでなぜ ドライバーの弾道が低くなってしまうのかその原因と対策について解説させていただきます。
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Contents
ドライバーの弾道が上がらずに低弾道になってしまう原因
まず上に上がらずに低弾道になってしまう原因ですが、大きく2つに分かれます。まずはトップして低弾道になってしまっている場合と、芯に当たっていても低弾道になってしまう場合です。
ドライバーの弾道が低い時にアドレスでチェックするポイント
ドライバーでトップしてしまっているときは、明らかに手ごたえが悪いので誰でも打った瞬間に分かります。トップしてしまう原因ですが、まずアドレスをチェックしてください。
一番最初にチェックしていただきたいのはボールの位置です。ボールの位置が左すぎるとクラブヘッドがボールまで届かないのでトップしてしまいます。ただ逆にボールの位置が右すぎるとトップはしにくくなりますが、インパクトでロフトが立った状態になるので、弾道が低くなってしまいます。正しいボールの位置は左足かかと内側です。
アドレスで前傾角度が深すぎないかチェックしてください。アドレスで前傾が深いままスイングするのは苦しいので、どうしてもスイング中に起き上りやすくなります。そうすると当然トップしやすくなってしまいます。
ドライバーの前傾角度は他のクラブよりも浅くなり、だいたい30度くらいになります。ちなみにサンドウエッジで45度くらいになります。なかなか自分の前傾角度が何度なのか分かりにくいですので、スイングチェックアプリで自分のスイングをチェックしてみてください。
スマホのスイング解析アプリはこちらの記事を参考にしてください。
⇒ゴルフスイング解析アプリを比較して一番よかったアンドロイドアプリ
なかなかドライバーのアドレス鏡を見てアドレスをみて見ても前傾角度が何度か分かりにくいようでしたら、手の位置をチェックしてみてください。アイアンショットの場合は手の位置は肩の真下になります。前傾したら腕の力を抜き手を「だらっ」と垂らしたところになるのですが、ドライバの場合は肩の下よりも前になります。つまりアイアンよりも体から手を離して構えます。
前傾角度が深くなってしまうと、手の一が肩の下や肩の下よりも内側(体の近く)になってしまいます。ですので、ドライバーのアドレスでは手が肩の真下よりも少し前(体から遠く)になっているかどうかチェックしてみてください。
また前傾の角度がよくても背中が丸まっていたり、頭が下がっていると、スイング中に起き上りやすくなりトップしてしまい、弾道が低くなってしまいますので、気を付けて下さい。
アイアンは手が肩の真下なのですが、ドライバーの場合はこぶし一つくらいアイアンよりも手が体から離れるのが正しい手の位置です。
次にチェックしたいポイントですが、膝の曲げ具合です。アドレスで膝を曲げすぎてしまうと、スイング中に伸びやすいので、トップ視しやすくなります。
膝は少しだけ曲げればOKです。スイングを後方から撮影してスイング中に右膝が伸びていないかチェックしてみてください。右膝が伸びてしまうとトップして低い弾道になってしまいます。
ドライバーの弾道が低い時には、アドレスでの重心の位置もチェックしてください。左足に重心がかかっていると、インパクトでも左足重心になり、弾道が低くなってしまいます。
また逆にアドレスで右足に重心がかかりすぎていても弾道が低くなってしまいます。右足に重心がかかりすぎていると、クラブヘッドの最下点がかなり右になってしまい、インパクトでクラブヘッドがボールまで届かないのでトップしてしまい弾道が低くなってしまいます。
アドレスでの重心位置は左右均等か若干右足重心が正しい重心位置です。
前傾が深過ぎないか(手の位置は体に近すぎないか)
右膝を曲げすぎていないか
左右の重心位置は正しいか
ドライバーでトップが出て弾道が低い時はここをチェック
トップが出てしまっているときにスイングでチェックしたいことは、前傾角度と、重心位置と、軌道をチェックしてください。
まずスイング中に前傾角度が変わらないようにアドレスの前傾角度をキープしてスイングするようにしてください。スイング中に前傾角度をキープするためには、肩の回転方向を意識してください。
バックスイングで左肩が上がったり、ダウンスイングで右肩が上がったりしないように意識してください。肩は背骨に対して直角に回転させてください。バックスイングであごの下に左肩を持っていきダウンスイングではあごの下に右肩を持ってくるイメージでスイングしてください。
重心の位置ですが、アドレスのところでもご説明させていただきましたが、インパクトで右足に重心があるとクラブヘッドがボールまで届かないので、トップしてしまいます。
インパクトで右足重心になってしまう原因は、バックスイングで右に大きく動いてしまうと、ダウンスイングで正しい位置まで重心を戻すことができないので、トップしてしまいます。
また高い球を打とうとしたり、切り返しのタイミングが早くなってしまうとインパクトで右足重心になるので、トップしてしまいます。
あとクラブヘッドの軌道がですが、アウトサイドインでもインサイドアウトでもトップが出ます。インサイドアウトだと右足重心になっていることが多いので、トップしてしまうのですが、アウトサイドインの軌道だとインパクト~フォローで左ひじが引けてしまいクラブヘッドがボールまで届かなくなってトップしてしまいます。
インパクトでの重心位置を適正にする
クラブヘッドの軌道を正しくする
ドライバーで芯を捉えているのに弾道が低くなってしまう原因
ドライバーで芯は捉えているのに球筋が低くなってしまう原因は3つあります。ポイントは重心位置と腕のローテーションとヘッドスピードです。
重心位置がインパクトで左にかかりすぎてしまうと、ハンドファーストでインパクトすることになります。そうすると、ロフトが立ってしまいますので、打ち出しが低くなってしまいます。
クラブヘッドが上から入り、ロフトが立ってインパクトすると、スピンが増えるので、打ち出しは低いのですが、その後高く上がることもあります。
もう一つの原因は、腕のローテーションですが、腕のローテーションが大きくなってしまうと、インパクトでフェースが左を向きロフトが立ってしまうので低いフックボールになってしまいます。
そしてドライバーで弾道が低くなってしまう3つ目の原因ですが、ヘッドスピードが遅いことです。ヘッドスピードが遅いと球が上がりません。フルスイングよりもハーフスイングでボールを打った時のほうが弾道が低くなってしまうのですが、これはハーフスイングのほうがヘッドスピードが落ちるからです。
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ドライバーで弾道が低くならないようにするための対策
重心の位置ですが、インパクトで左足に重心がかかってしまうと、弾道が低くなってしまうので、左にかけすぎないようにしたいのですが、そのためには、ダウンスイングで左足の内側に重心をかけるようにしてください。ダウンスイング~インパクトで左足の外側に重心がかかってしまうと、ロフトが立ちすぎてしまい、弾道が低くなってしまいます。
腕のローテーションが大きくならないようにするための練習方法ですが、クロスハンドグリップでクラブを握りハーフスイングくらいの大きさのスイングで練習するのが効果的です。
クロスハンドグリップとは左右の手を逆に握って練習する方法です。グリップエンド側を右手で握り、クラブヘッド側を左手で握ります。このクロスハンドグリップで練習すると、腕と体を一体にしてスイングでき、腕のローテーションを抑える感覚がつかみやすいです。
このクロスハンドで練習し、その後普通のグリップに戻してスイングして下さい。そうすると腕のローテーションが抑えられ弾道が低くなくなります。
ヘッドスピードを上げるには、素振りが効果的です。特にツアースティックや、クラブヘッドが付いていないシャフトだけのものをなるべく早く振る練習が効果的です。もしそういうものがなければ、クラブを逆さまに持ち、クラブヘッド側のシャフトを握り、グリップエンドを地面側にしてアドレスして素振りをしてください。
軽いものを振ることにより、早く振る感覚をつかんでください。そうすることにより、通常のスイングでも早く振ることができるようになります。
あと弾道を高くするには、クラブヘッドの軌道をアッパーにする必要があるのですが、そのために、アドレスでボールからクラブヘッドを少し離してアドレスしてスイングしてください。そうすることにより、アドレスでのクラブヘッドの位置を最下点にイメージしやすくなり、アッパーブローに打ちやすくなります。
クロスハンドグリップで練習する(腕のローテーションを抑える)
軽いものを持って素振りする(ヘッドスピードを上げる)
ドライバーで弾道が低いのはクラブがあっていない
クラブがあっていなくて弾道が低くなってしあうこともあります。ロフトが少なすぎたり、シャフトが硬かったり、クラブが重すぎ足りすると弾道が低くなってしまいますので、自分に合ったクラブを使用して下さい。
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まとめ
ドライバーの弾道が適正だと距離が出ますし、打っていて気持ちがいいので、ぜひこの記事を参考にしていただき、適正な弾道の高さでティーショットを打てるようにしてください。
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