ゴルフラフからの打ち方とコツを徹底解説フライヤーから引っかけまで
ティーショットを曲げてしまうと、フェアウェイを外れてらうに入ってしまいます。ラフからのショットは飛ばなかったり、思ったよりも飛んでしまったり、フェアウェイからのショットと比べていろいろなショットが出てしまうので、とても計算が難しいショットとなります。
ですので、ラフに入れたくないのですが、そうしても18ホールをラウンドすれば何度かはラフからショットしなければなりません。ラフからのショットをうまく打つことができないと、なかなかいいスコアでラウンドすることができません。そこでラフからはどのように打ったらいいのか打ち方のコツや、フライやーそしてだるま落としまでを解説させていただきます。
Contents
ラフからのショットの距離感
ラフからのショットは距離の調節が難しいです。ラフからボールを打つときは、基本的にボールにクラブヘッドが当たる前に長い芝をクラブヘッドがかき分けていかなければならないので、長い芝でクラブヘッドの勢いが落とされクラブヘッドがボールに当たるときには、ヘッドスピードが落ちてしまうので、飛ばなくなってしまうことが多いです。
どの位距離が落ちるかというのは、ラフの状況によるので、一概には言えません。ですが、ラフからのショットで飛んでしまうこともあります。それはフライヤーという現象です。
その他にもラフからのショットはクラブヘッドがボールに直接当たりにくく、ボールとクラブヘッドの間に芝が挟まってしまうので、スピンがかかりにくくなります。
スピンがかからないので、ボールが高く上がりにくくなり、グリーンに落ちても止まらずにランが多くなってしまいます。このためにキャリーは減ってもランが増えるのでトータルの距離としては飛んでしまうこともあります。
ラフからのショットはバックスピンが減るのと同様にサイドスピンも少なくなりますので、左右の曲がりも少なくなります。ですので、ラフからのショットでインテンショナルに球を曲げようとしてもあまり曲がらないことがあります。
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夏のラフからフライヤーしてしまう原因と対策
そして先ほども少しお話ししましたが、バックスピンがかからなくなるので、ラフからはフライヤーという現象が起こることもあります。フライヤーとはラフからのショットでボールとフェースの間に芝が挟まってしまうので、スピンが少なるので、球が飛んでしまう現象です。
あまり冬の枯れた芝の時はそれほどフライやーが出ることはありませんが、夏の元気な芝の時にフライヤーは起こります。
フライヤーが出るときは、ボールを打った瞬間はボールが狙った方向に飛んでいくので、いい感じだと思って飛んでいくボールを見ていると、なかなかボールが落ちてこないで、ピンを通り越してしまいグリーンの奥にキャリーしてしまいます。
フライヤーが起きる状況としては、あまり深くないラフで起こります。あまり深いラフだとバックスピンは減るのですが、クラブヘッドがボールに届くまでに芝の抵抗でヘッドスピードが落ちてしまうので、球が飛ばなくなってしまいます。
ですので、一番手大きい番手をもって軽く打つようにするとフライヤーは起きにくくなります。特に注意が必要なのは、ギリギリ届くかどうかの番手を持った時です。例えば普段150ヤードを7番アイアンで打つ人が155ヤード打とうと思うと、どうしても強くインパクトしたくなり振りすぎてしまいがちです。そうするとフライヤーが出やすくなります。
それとか7番で150ヤードを打つ場合でバンカー越えや池越えの時はどうしても力がはいってしまい、フライヤーが起きやすくなってしまいます。ですが、もし池越えだったら池に入ってしまうよりはフライヤーで奥に外れてしまったほうがいい時もあります。
フライやーをおこさないための対策としは、あまりヘッドスピードを上げすぎないでボールを打つことです。ヘッドスピードが遅ければフライヤーが起きずに飛びすぎてしまうことはありません。
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<h2夏のラフからひっかけてしまう原因と対策
夏のラフからのショットで多いミスショットとしては、ひっかけもあります。ラフからショットした時になぜか強くフェースが被るような動きになってしまい、左に引っ掛けてしまうことがあります。そうするとと当然ボールは左に飛んで行ってしまいます。
なぜそのようなフェースが被る動きになってしまうかというと、クラブヘッドのヒール側に芝が絡まってしまいフェースが返ってしまうからです。このようなひっかけは深いラフからしか出ません。浅いラフからはそれほど芝がヒールに絡まってしまうことはありません。
芝が絡まってひっかけが出るか判断するには、ボールを打つ前に同じような芝の状態のところで素振りをしてください。
夏の深いラフからのひっかけを防ぐには、アドレスで少しフェースを開いておくことです。そうすることでフェースが返ってしまっても左に行き過ぎることがなくなります。
またクラブヘッドの軌道をカット(アウトサイドイン)に振るのも有効です。なぜかというと、カットに振ると芝の抵抗を受けにくくなります。ダウンスイングがインサイドから下りてきてしまうと、クラブヘッドがボールに当たるまでにたくさんの芝があるので、芝の抵抗を大きく受けてしまします。
一方カットに振るとクラブヘッドがボールに当たるまでに芝の量が少しで済みますので、芝の抵抗を受けにくくなりフェースが返りにくくなります。
ですので、夏の深いラフからのショットはフェースを開いてカットに打つことでひっかけを防ぐことができます。
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夏の深いラフからは無理をしない
基本的に夏の深いラフから打つときにはあまり無理をしすぎないことが大切です。夏の深いラフは芝の抵抗が強くなるのでかなり力のある人でないとなかなか飛距離を出すことができません。
力のない人だと芝の抵抗に負けてしまい、ボールを遠くに飛ばすことができません。そういう時は残りの距離にかかわらず、あまり長いクラブを持つのをやめて短いクラブを持ってラフから脱出するのを第一優先にしてください。
あまり欲張って長いクラブを持ってしまうと、芝の抵抗に負けてしまいラフから出ないなんでこともありますので、自分の力を考えてあまり無理をしすぎないようにしてください。
またあまり長いラフからのショットを無理して力一杯振ってしまうと、手首を痛めてしまうこともありますので、自分の力を過信しすぎずにしてください。
まとめ
このように特にラフからのショットはとても難しいです。なぜ難しいかといえば一口にラフといってもいろんな状況があるので、飛ばないこともあれば、飛びすぎてしまうこともあります。
ですので、状況判断をしっかりと行わなければなりません。状況判断力を養うためには、まず芝の状況をよく確認することです。しっかり確認したら、その状況からはどんな球筋が出やすいかを予想します。
そして実際にボールを打ってどんな球が出たかをよく覚えておくことです。そして次に同じような状況になった時に思い出してもらうことです。
ゴルフは経験のスポーツといわれますが、ゴルフの上手い人はこういう時には、こんな球が出るというのをボールを打つ前に予想することができます。
あとは出やすい球筋をなるべく生かすようにしてボールを打っていくと上手くいくことが多いです。自分の打ちたいボールを打つというよりも、出やすいボールを生かしてコースを攻めるようにしてください。そうすることで簡単にコースを回ることができるのでいいスコアにつながります。