アプローチの距離感をよくするためのコツと練習方法
いいスコアでラウンドするためには、アプローチでしっかりとピンに寄せることがとても重要です。ショットの精度がいくら良くてもすべてのホールでパーオンさせることはできません。
パーオン率はプロでさえ、いい人で70%くらいです。(トーナメントでの数字なので、コースは一般的なコースよりも難しい状況ですが)パーオンしなかった30%のホールではアプローチをしっかり寄せる必要があります。
アプローチで寄せるためには、ダフリやトップをなくす必要もありますが、しっかりミートできても距離感が合っていないと、ピンに寄せることができません。
そこでどうしたらアプローチで距離感をよくすることができるのか、そのコツと練習方法について解説させていただきます。
谷将貴のDVDでスイングを学ぶにはこちらをクリック
Contents
アプローチの距離感をよくするコツ 振り幅
まずアプローチの距離を決める要素としては、ミート率、振り幅の大きさ、クラブを振るスピード、ライの状況、グリーンの状態などが荒れられます。
まずミート率ですが、やはりクラブヘッドの芯にボールを当てるというのがとても重要です。芯に当てないと安定した距離を出すことができません。
そして距離を決める一番大きな要素としてはスイングの振り幅の大きさです。振り幅が大きくなれば当然飛距離を出すことができますし、振り幅を小さくすれば短い距離を打つことができます。
ですので距離感は振り幅で出すのが一番易しいです。そしてその振り幅ですが、バックスイングとフォローの振り幅の大きさをそろえることがとても重要です。
バックスイングとフォローの振り幅の大きさをそろえることにより、クラブを振るスピードをコントロールしやすくなりますし、クラブヘッドの動きをよくすることができるので、ミート率を上げることができます。
バックスイングとフォローの振り幅を同じにするとクラブヘッドの軌道もよくなります。例えばフォローが大きいとインサイドアウトの軌道になりやすくなり、フォローが小さいとアウトサイドインになりやすくなります。
アプローチの距離感をよくするコツ クラブを振るスピード
クラブを振るスピードもアプローチの距離に影響を与えます。早く振れば距離が出ますし、ゆっくり振れば距離があまり出ません。ですのでいつも同じスピードで振れるようになれば、狙った距離を打てるようになり距離感がよくなります。
そのためにはどうしたらいいかというと、振り幅を決めておき、その振り幅で打った時にいつも同じ距離を打てるように練習しておいてください。そうするといつも同じスピードでボールを打つことができます。
谷将貴のDVDでスイングを学ぶにはこちらをクリック
アプローチの距離感をよくするコツ ライの状態
アプローチを難しくしている要因にライの状態があります。練習場のようにいつも同じマットのライから打てればそれほどボールを打つことが難しくありませんが、実際のコースではいろいろなライの状況があります。
フェアウェイのようないい状態だったり、ラフのように芝が長かったり、同じラフでも芝の長さ、芝の密集度が異なったりするので、当然同じように打っても、ライの状態によってボールが飛ぶ距離やスピンの量が変わるので転がる距離が変わります。
フェアウェイのように芝が短いとクラブヘッドがボールに直接あたるので、スピンがかかりやすくなりますが、ラフのように芝が長くなるとクラブヘッドとボールの間に芝が挟まるので、スピンがかかりません。スピンがかからないとランが多くなります。
またラフからのアプローチは芝の抵抗があるので、クラブヘッドが減速しますので、ボールが飛ばなくなります。どのくらい抵抗があって減速するかは、同じようなライで素振りをしてどのくらいの抵抗があるか確認してからボールを打つようにしてください。
アプローチの距離感をよくするコツ グリーンの状態
アプローチの距離感をよくするためには、グリーンのがどのような状態なのかをしっかりと見極めないといけません。グリーンが硬ければ、転がりが多くなりますし、柔らかければあまり転がりません。またグリーンの速さも重要です。早ければランが多くなりますし、遅ければあまり転がりません。
谷将貴のDVDでスイングを学ぶにはこちらをクリック
アプローチの距離感をよくするコツ 使用するボール
アプローチの距離感ですが、使用するボールもとても重要です。ボールによって距離が変わります。同じようにボールを打っても打感はもちろん、ボールによって、キャリーが違いますし、スピンのかかり具合はもちろんランも異なります。
ですので、距離感をよくするためには、使用するボールをいつも同じボールを使用しないと、距離感がよくなりません。
賞金王を指導した人気コーチのDVDはこちらをクリック
アプローチの距離感をよくするコツ ロフト
インパクトするときのフェースのロフトも距離を決める要素としてとても重要です。ロフトが多ければ、高く上がりますし、ロフトが少なければ、低い球になりランが多くなります。
同じクラブを使っても、インパクトするときのロフトが安定していないと距離感がよくなりません。ロフトを安定させるためには、手首の角度が重要です。スイング中に手首の角度が変わってしまうと、なかなか安定したロフトで打つことができません。
手首の角度を一定にするには、手や腕を使ってスイングせずに肩の回転を意識してスイングするといいです。手首の角度を保ってスイングするコツをつかむには、右手だけでクラブも持ってボールを打つ練習をすると、手首の角度を保つ感じがつかみやすいので是非試してみたください。
あと手首の角度を保つのに重要なのが、重心の位置です。インパクトの時に右足に重心があると、クラブヘッドがボールまで届かないので、手首の角度をリリースさせて打たなければなりませんので、インパクトの時には右足に重心がかかりすぎないようにしてください。
インパクトの時には、若干左足重心にすると手首の角度を保ちやすくなり、打球の高さを一定にすることができるので、アプローチの距離感をよくすることができます。
アプローチでは手首の角度を保つと距離感を合わせやすいのですが、アプローチではいつも同じ打球の高さを打つだけでなく、状況によっては、高く上げたり、低く打ったりしなければなりません。特に高い球を打つときには、手首の角度をリリースさせることもあります。
100切りを目指すのに最適なDVDはこちらをクリック
アプローチの距離感をよくするには
アプローチの距離感をよくするには、球の高さを意識して練習しておくとこが大切です。そして、普段の練習では、キャリーを打ち分けられるように練習してください。打ったボールはキャリーとランがありますが、ランというのは、スピン量、グリーンの傾斜、グリーンの硬さによって変わってしまいます。
ランは状況によって変わってしまうので、狙った距離をキャリーさせるように意識して練習しておくことが大切です。また実際のコースではボールを打つ前に球筋をしっかりとイメージしてから打つことが大切です。
このくらいの球の高さで、このくらいのスピードでボールと打ち出して、どこに落としてその後どのくらい転がるかをしっかりイメージしてからボールを打つようにして下さい。
そして実際にボールを打ってイメージとどのくらいずれがあったかを見てください。狙ったキャリーを打てるように練習しておき、イメージしてからボールを打つというのを繰り返すことにより、距離感がよくなります。
まとめ
アプローチの距離感は、振り幅、クラブを振るスピード、ライの状況、グリーンの状態、ボール、ロフトなどです。アプローチの距離感がよくなればスコアがよくなること間違いなしですので、ぜひこの記事を参考にしていただき、アプローチの距離感をよくしてください。
谷将貴のDVDでスイングつくりを学びたい場合はこちらをクリック