ゴルフイップスの治し方。克服するための練習方法。
ゴルフを楽しんでいると突然訪れるイップスはとても厄介です。テークバックが上がらなくなってしまったり、上がったとえしても思い通りにクラブを振ることができずに、ぎこちないスイングになってしまったりします。
そうすると当然いい球を打つことができなくなってしまい、いいスコアを出すことができなくなってしまいます。イップスが厄介なのは、人によって症状が異なりますが、練習場で練習しているときは何でもなく普通に打てるのに、コースに行くと上手く打つことができなくなってしまうことです。イップスになってしまうと今まで楽しかったゴルフが嫌になってしまいます。
そこでなぜイップスになってしまうのか、またなってしまったときに克服するにはどうしたらいいのかについて解説させていただきます。
Contents
なぜイップスになってしまうのか
今まで普通にボールを打てていたのに当然、イップスになってしまうのかですが、ボールを打つ前に、今までやってしまったミスショットが頭によぎり、同じミスを
したくないという思いが強いとなかなかクラブを上げることができなかったり、ぎこちないスイングになってしまいイップスになってしまいます。
ボールを打った結果だけ見ると明らかなミスショットになるのですが、技術的に問題があるわけではないので、練習をたくさんしてもなかなか直るものではありません。
イップスの種類
イップスにはいくつか種類があり、パッティングやアプローチででイップスになってしまうことが多いのですが、人によってはドライバーでイップスになってしまうこともあります。
イップスを直す方法 ルーティン
それではどうしたらイップスを克服できるかについて解説します。まず最初に試していただきたいのは、ボールを打つ前のルーティンをいつも同じにすることです。
いつもルーティンをいつも同じにすることで、スムーズなテークバックができるようにする方法です。ルーティンの方法は人によって変わるのですが、一般的な方法をご紹介します。
まずボールの後方からターゲットを確認します。そしてボールとターゲットの間に何がごみや芝など目印(スパット)を見つけます。その目印(スパット)に対してフェースの向きをまっすぐに合わせます。そしてスタンスを取ります。そして最後にグリップを握ってワッグルをしてボールを打ちます。
これらの動作をいつも同じ手順で行うことにより、プレッシャーをあまり感じなくなり、スムーズにテークバックできるようになります。このルーティンはゴルフ場だけで行うのではなく、練習場で練習するときから行ってください。練習場では毎回後方から確認するのは、大変なので、最初の1回だけ後方から確認してあとは、フェースの向きを目印(スパット)に合わせるところから行ってください。
イップスを直す方法 呼吸
次に試していただきたい方法は呼吸です。イップスになるとテークバックのきっかけがなかなかつかめないのですが、そのきっかけを作るために呼吸を意識してください。
スイングを始動する前に息を大きく吐きます。そして吐き終わったらスイングをスタートします。このように呼吸を意識することにより、テークバックを上げやすくなります。
イップスを直す方法 目線
目線を意識するのもいい方法です。イップスはやはり始動のきっかけが欲しいのですが、そのきっかけを目線で作ります。まず構えたらターゲット方向を見ます。そして、ボールを見ます。その後、バックスイングでクラブへッドが上がる方向を見てからその目線につられるようにしてテークバックを始めます。
このように目線を意識することでテークバックしやすくなります。この方法はイップスを直すには効果的な方法ですが、ボールを正確に打つという面では一度ボールから目線を外さなければならないので、正確にボールをとらえにくくなりますので、イップスが直ったらボールを見たままテークバックするようにしてください。
イップスを直す方法 リズムと目線
先ほどご紹介したルーティンと目線を組み合わせて、1,2,3でボールを打ってください。構えたらまず1でターゲット方向を見ます。そして2でボールを見ます。そして3でスイングをスタートさせます。
リズムよく1,2,3でボールを打ってください。リズムをよくするためには、メトロノームを使っていつも同じリズムでボールを打つようにしてください。
リズムよく打つことにより頭でいろいろ考えなくてもボールを打つことができます。やはり、テークバックするときにミスショットが出たらどうしようとか悪いイメージが出てしまうと始動できなくなってしまいますので、あまり考えすぎないで打つことができるこの方法はとても有効です。
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イップスを直す為の練習方法 ボールを変える
イップスを直すための練習方法としてはボールを変えるのが有効です。ボールをゴルフボールではなく、例えばテニスボールでアプローチの練習をしたり、卓球の球でアプローチの練習をしたりするのはとても有効です。
ゴルフボールだと打つ前にどんな球筋になるのか予測がつきますし、打感も予想がつきます。ですが、テニスボールや卓球の球だとどんな球が出るのか予測がつきにくいですし、打感もゴルフボールほどはっきりと予想することができないので、ミスショットが出ても当然と思い、プレッシャーがかかりにくくなります。
このようにボールの大きさや重さなどを変えることにより、スムーズなテークバックができるようになります。
イップスを直す為の練習方法 クラブを変える
イップスを直すにはクラブを変えるのも有効です。イップスを直すには今までと感覚を変えるといいので、クラブの重さを変えるのも有効です。アプローチやパターのイップスの場合は、いつもより重いクラブを使って練習すると、スムーズにテークバックでいますので是非試してみて下さい。
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イップスを直す為の練習方法 グリップを変える
パターイップスを克服する方法として、よく知られている方法は、握り方を変える方法です。握り方を変えることにより、今までと感覚を変えることができるので、とても有効です。
左手と右手を逆に握るクロスハンドグリップや、クロウグリップなどはとても有名です。いろんな握り方を試して自分に合った握り方を探してみてください。
イップスを直す為の練習方法 意識を他に向ける
アドレスしたときに、他の部分に意識を向けるのも有効です。他に意識を向けるとは、例えば、アドレスしたら舌や口の内側を軽く歯で噛んで痛みを味わうことにより、意識をボールを打つことではなく他の部分に向けることができるのでとてもいいです。
ただこの方法はあまりやりすぎると、口の中が荒れてしまうのでやりすぎに注意してください。
まとめ
イップスはなってしまうととても厄介でなかなか克服するのが大変なのですが、不治の病ではなくケガなどと同じで、必ず治りますので、症状が出ているときはとてもつらいのですが、治る日が来ることを信じて頑張って下さい。
イップスはゴルフうを始めたばかりではなかなかなりません。ある程度ゴルフの経験を積むことによりなってしまいます。ですので、イップスになったことはある程度上級者になっていて、次のステップに上がっている最中なのだと思ってこの記事でご紹介した方法を試してすぐには直らないかもしれませんが、必ず治りますので克服してください。
イップスになってしまうとゴルフをやるのが嫌になってしまいゴルフをやめてしまいたくなりますが、ゴルフはやはり楽しいので、何とか克服してゴルフを楽しんでください。
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