ゴルフで100を切るための考え方とコツ。どのくらいの技術があれば切れるのか。
ゴルフを始めてまず最初の壁になるのが、100というスコアです。100を切ると中級者といわれ、ゴルフをより楽しむことができます。スコアに限らずにゴルフ場に行ってプレーするだけでとても楽しいのですが、100を切れないとコースでは走りまわって急いでプレーしなければならないのでなかなか大変です。
100を切ると少し余裕ができ、走り回らなくてもラウンドできるようになります。ですので、まずは100切りを目指して練習をするのですが、なかなか100を切れないゴルファーが多いです。
そこで、どうしたら100を切れるようになるのか、考え方とコツを解説させていただきます。
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100切りのための考え方
100を切るためには、各ホールどのくらいのスコアで回ればいいかというと9ホールはボギーで半分はダブルボギーでラウンドできればOKです。
とはいってもトリプルボギーも出てしまいます。トリプルボギーは1ラウンドで3つ以内に抑えてください。3つトリプルボギーを打ったらボギーを3つ多くとらなければなりません。ですが、1つくらいはパーも取れるので、ボギーは2つ多くとればOKです。
100切りを切るためのスコアのイメージは、1パー、10ボギー、4ダブルボギー、3トリプルです。
10個ボギーを取らなければいけないので、ボギーオンを目指してください。ボギーオンとはミドルホールの場合3打でグリーンに乗ることです。3打でグリーンに乗れば、2パットでボギーを取ることができます。
パッティングですが、すべてのホールで2パットで上がりたいのですが、なかなかそうもいかず18ホール中に何回は3パットしてしまいます。ですが、パットは38パット以内に抑えてください。
全てのホールで2パットで36パットになりますので、3回スリーパットして、1回1パットで抑えられれば38パットになります。そうすると14回ボギーオンすればいいことになります。
ラウンド中にどうしてもOBが出てしまいますが、1ラウンドの中でOBは2回までに抑えてください。3回以上OBを打ってしまうと100を切るのが難しくなってしまいます。
100切りのためのドライバーショット
100を切るためには、ショットの練習をたくさんやって、まっすぐなきれいな球筋を打たなければならないと思ってしまいがちですが、実際にはそんなことはなく、ドライバーショットはそこそこで大丈夫です。
100を切るためには、OBは2回までに抑えたいです。飛距離はそれほど必要ありません。飛距離よりも曲がらないことが重要です。ドライバーは芯に当たらなくても、OBにならずにとりあえず前に飛べばOKです。ですが、明らかなチョロが出て30ヤードくらいしか飛ばないショットが多発してしまうとなかなか100を切れないので、ある程度球が前に飛ばす技術が必要ですが、それほど精度がよくなくても問題ありません。
100切りのためのアイアンショット
100を切るためには、アイアンショットをしっかり打てるようにならなければならないと考えてしまうかもしれませんが、実際に100を切るためにはそんなことはなく、そこそこ打てれば大丈夫です。
アイアンで打ってグリーンに乗せる技術は必要ありません。ボギーオンでいいので、アイアンでショットしたらグリーン周りにボールを運び、次打でグリーンにボールを乗せられる技術があれば問題ありません。
ですのでアイアンショットの技術はグリーン周りにボールを運べればOKです。具体的には、ピンまで50ヤード以内にボールを運べる技術さえあればOKです。アイアンを持ったら8割以上残り50ヤードまでボールを運ぶことができれば100を切ることができます。50ヤード以内であれば次打でグリーンに乗せるのが容易になります。
ですのでアイアンショットは少しくらいのダフリやトップが出ても大丈夫ですのでそれほど高い技術は必要ありません。
100切りのためのアプローチ
100を切るためのアプローチの技術は、50ヤード以内を確実にグリーンに乗せることができる技術が必要です。ピンに近づけられなくてもいいので、確実にグリーンに乗せられる技術が必要です。9割はグリーンに乗せたいです。
ですので、明らかなダフリやトップがでてしまうと、グリーンに乗せられないので、アプローチは少し技術が必要になります。
バンカーショットもグリーン周りのバンカーであれば、確実に1回でグリーンに乗せられる技術が必要になります。バンカーから上手く出せずに何回も打ってしまったらなかなか100を切るのが難しくなってしまいます。
100切りのためのパッティング
100を切るためには38パット以内に抑えたいので、パッティングは少し技術が必要です。38パットの大体のイメージは、基本的に2パットで3回スリーパットをして1回1パットです。
ですので、基本的には2パットでカップインできるようにならなければなりません。2パットで上がれるようにするには、距離感が大切です。距離感をよくすることがパット数を少なくするためには重要です。
そこで距離感を作る方法をご説明いたします。距離感は振り幅を意識してください。どのくらいの大きさの振り幅で振ったらどのくらい転がったかをあらかじ朝の練習グリーンで調べておき、ボールを打つ前にボールからカップまでどのくらいの距離があるのかを歩測して、どのくらいの振り幅で振ったらいいかを知る方法です。
距離感を作るときに、振り幅だけでなく振るスピードも大事です。振るスピードがいつも同じでないと、転がっていく距離が変わってしまいます。また打点も大事です。ボールがパターヘッドのどこに当たるかです。やはり芯に当たったときと芯から外れてしまった場合では転がる距離が変わってしまいます。
100切りのために必要な技術
アイアン 残り50ヤード以内に運べる
アプローチ 50ヤード以内はグリーンに確実に乗せられる
パター 38パット以内でラウンドできる
100切りするために大切なこと
100切りするための技術はこれまでご説明させていただきましたが、メンタルも非常に重要です。100切りできないときは、ラウンド中にミスショットが続くと集中力が切れてしまいます。
切れてしまうと歯止めがかからずにすぐにスコアを大きく崩してしまいます。プロでもミスショットをするのですから、100切りを目指すレレベルではミスショットは当たり前です。むしろナイスショットはほとんど出ません。
ナイスショットを打たなくても100は切ることができます。そこそこのショットが打つことができれば100を切ることができます。18番の最後のパットを決めるまで集中力を切らさないようにして下さい。
あとドライバーは当然曲がって林などに入ってしまいますが、そこから確実に1打で脱出することがとても重要です。林の中から何打も打ってしまうと、1ホールで大たたきをしてしまいます。そうすると他のホールが良くてもその日のラウンドが台無しになってしまい、100を切ることができなくなってしまいます。
まとめ
100を切るためには目の覚めるようなナイスショットを打つ必要はありません。全てそこそこでいいので、無理をしないようにラウンドしてください。
ただパッティングとアプローチだけはある程度の技術がないと100を切れないので、小技はよく練習しておいてください。100を切ったことがない人の多くは、アプローチやパターをほとんど練習していないケースが多いですので、是非アプローチとパターは一生懸命練習してください。
ショットの練習よりもアプローチパターの練習のほうが大事ですので、是非普段の練習に取り入れてください。