ゴルフシングルになるための条件と目指すときの練習メニューと考え方
ゴルファーにあなたが達成したい目標はと聞くと、100を切りたいとか、スライスをなくしたいとかいろいろありますが、シングルになりたいと答える人は多いです。またシングルになりたいと思っていても、なかなか難しく叶いそうにないので、シングルになりたいと答えない人もいるはずです。
シングルとはほとんどのゴルファーの目標であり憧れですが、そんなに上手くなるのは、難しいし大変だからと諦めていませんか?シングルになるのは、正しい知識と正しい方法で練習すれば実はそんなに難しくありません。
そこでシングルになるための条件と、どのような考え方でどのような練習をすればシングルになれるのかについて解説させていただきます。
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シングルとは
まずシングルになるにはハンディキャップが9以下になる必要があります。
ハンディキャップ9とは、平均スコアがだいたい83~85くらいです。シングルと聞くといつも70台のスコアでラウンドしているゴルファーをイメージしがちですが、実際には、平均スコアが83~85くらいです。そう聞くと少しハードルが下がりませんか?
それでは85でラウンドするためにはどうしたらいいかですが、すべてのホールがボギーで90ですので、ボギーが13個でパーが5個で85になります。
ほとんどのホールをボギーで回り5ホールだけパーを取ればシングルになれます。もちろん調子がいいときはもっといいスコアを出さなければなりませんし、逆に調子が悪いともっと打ってしまうこともあります。ですが、平均して13個ボギーで5個パーを取ればいいんです。そう考えると意外にいけるかもと思いませんか?
シングルになるために必要な条件 ドライバー
シングルになるために必要な技術ですが、まずドライバーショットですが、7割位フェアウェイとラフを含めたグリーンを狙える位置にボールを打てる技術が必要になります。
1ラウンドで14回ドライバーを使ったとして、10回以上はグリーンを狙えるところに打てなければなりません。残りの4回もOBではなく、脱出が比較的やさしい林の中にとどめておくことが必要です。OBは1ラウンドで1回くらいに抑えたいです。2回以上OBを打ってしまうと、他の部分のレベルが相当高くないとシングルになるのは難しいです。
飛距離は平均的で大丈夫です。210ヤードくらい飛べば問題ありません。飛距離よりも方向性が重要です。
シングルになるために必要な条件 アイアン
アイアンショットはあまりグリーンに乗せられなくても、グリーン周りにボールを運んでいければOKです。明らかなチョロやダフリ、トップばかりで7番アイアンで打っても100ヤード以下だとシングルになるのは難しいです。
ショットの出来不出来を表すパーオン率は、2割くらいでOKです。2割というと1ラウンドで3~4ホールです。あまりパーオン率が高くなくてもシングルになれます。
このようにショットの精度はそれほど高くなくてもシングルにはなれます。ドライバーは飛ばなくてもいいので、OBを打たないくらいの技術で、アイアンはグリーンに乗らなくてもよく、グリーン周りにボールを運べる技術があればOKです。
シングルになるために必要な条件 アプローチ
次にアプローチですが、80ヤード以内は9割位グリーンに乗せられるか、乗らなくてもカラーやエッジで次打がパターで打てるところに打てる技術が必要です。その中でも30ヤード以内は3回に1回くらい寄せワンを取りたいので、ワンピン位につけられるようにしたいです。
シングルになるために必要な条件 パッティング
次にパッティングですが、ラウンドでのパター数は32パット以内に抑えることが必要です。よほど長い距離や、2段グリーンなど特別難しい状況でなければ2パットで上がる技術が必要です。
シングルになるというと、曲がらない正確なショットが打てないとなれないと思っているかもしれませんが、ショットは多少曲がっても問題ありませんが、アプローチやパターなどの小技はある程度の技術が求められます。
パッティングは練習することで必ず上達します。シングルになれないゴルファーはパッティングの練習が圧倒的に足りていないことが多いです。まずは1日10分でいいので練習するようにしてください。
またパッティングの練習をするときに、ただパターマットのカップにボールを入れることだけを考えて練習してはいけません。パターマットだと何球か打てば間違った打ち方でもカップインするようになります。
パターの練習はカップインすることよりも、正しくストロークすることに意識をもって練習してください。具体的には、パターヘッドの軌道をまっすぐに振れるように練習してください。
そのためには、パターヘッドのトゥ側とヒール側の両方にクラブなどを置き、そのクラブに当たらないようにして、まっすぐに振る練習をしてください。
シングルになるために必要な条件 状況判断力
またシングルになるのにとても重要なのは、状況判断力です。ライや傾斜などボールがある状況や、風その日のコースコンディション、自分の技術やコンディションを的確に分析でき、最善の方法を選択できなければなりません。
そのかなでも特に重要なのが、ミスショットの後のリカバリーが上手くできるかどうかです。例えば林に入ってしまったら確実に1打で出せる技術が必要です。
プロでさえどんなに調子がいいときでも、ラウンド中に何打かはミスショットが出てしまいます。そのミスショットが出たときにいかにスコアを崩さずにラウンドできるかというのがとても重要です。
トラブルからどのように対処できるかによってその人のゴルフレベルが決まります。トラブルに陥ったときこそ真価が問われます。
シングルになるためには、トラブルに陥ったときでも、それ以上傷口を大きくしないように、状況判断がしっかりとでき、次打で確実にリカバリーする力が求められます。
シングルになるために必要な条件 集中力
またラウンド中に集中力を切らして投げやりな気持ちにならないことが必要です。シングルになるには、平均スコアを82~85にする必要があるのですが、平均スコアをよくするには、悪いスコアになってしまいそうなときも集中して、1打でもいいスコアでラウンドしなければなりません。
集中力を切らしてしまい投げやりなラウンドになってしまうと、スコアを大きく崩してしまい、平均スコアが悪くなってしまうので、シングルになれません。
ミスショットが続くとつい今日のラウンドではいいスコアが出ないからと、適当なラウンドになってしまったり、「もう今日は練習ラウンドだ」とか言って、適当に残りのホールをラウンドしてしまったりしては絶対にいけません。集中しないで適当にラウンドしていては練習になりません。
コースでの一打は練習場での一打とは違い、集中して打てばとてもいい練習になります。そんな効果のあるいい練習ができる状況なのに、適当に打ってしまったらとてももったいないです。
そして一度切れてしまって投げやりなラウンドをしてしまうと、それが癖になり、少しでも上手くいかないとすぐに切れてしまうようになってしまいます。
シングルになるために必要な練習メニュー
シングルになるためには、ただやみくもに練習をすればいいわけではありません。何も考えないで練習をしてしまうと、自分の得意な分野ばかりを練習してしまいがちです。ですが、シングルになるためには、いろんな分野を一定の基準にしておく必要があります。
シングルになるために必要な練習メニューですが、人によって変わります。まず自分に何が足りないのかを的確に分析する必要があります。
シングルを目指すときに、ドライバーやアイアンショットの練習は当然すると思いますが、アプローチやパターの練習をおろそかにしがちですが、小技もしっかり練習してください。特にパッティングはとても重要ですので、1日10分でいいので家で毎日練習してください。
その人の技術レベルによりますが、シングルを目指す人であれば、練習時間の半分以上はアプローチやパターなどの小技の練習をしてください。ショットの練習は半分以下で大丈夫です。この練習時間の割り振りがシングルになるための近道です。
まとめ
210ヤード飛ばせ技術
アイアン パーオンは2割(18ホール中3~4回パーオン)する技術
アプローチ 80ヤード以内は9割グリーンに乗せられる技術
30ヤード以内は3回に1回寄せワンが取れる技術(1ピン位に寄せられる技術)
パッティング 32パット以内に抑えられる技術
状況判断力 状況を的確に判断し対応できる。
特に林などのトラブルから確実に1打で出せる技術
メンタル 集中力を最後の1打まで切らさない
このようにシングルになるためには、すべてが完璧である必要はなく、そこそこの技術があればなることができます。シングルになれない多くの場合は、ショットの技術が低いのではなく、アプローチやパターなどの小技の技術が足りないので、小技に練習時間の多くを費やしてください。
シングルになるのは、正しい方法で練習すればそれほど難しいことではありませんので、まず自分に何が足りないのかを分析して練習をしてください。