ゴルフのスイングと野球のスイングの違いと共通点
野球を以前にやっていて、それからゴルフを始める人は多いです。実際プロゴルファーを見ても野球経験者はかなり多いです。これは、子供や学生のころは、野球をやっている人が多いというのもありますが、野球をやっているとゴルフが簡単そうに見えたり、野球は90mから100m飛ばせばホームランになりますが、ゴルフはピッティングウエッジをで打てばホームランの距離を打つことができるので、ゴルフのほうが遠くにボールを飛ばすことができるので、そこに楽しさを感じてゴルフを始める人も多いです。
また野球は人数がそろわないとなかなかできませんが、ゴルフは数人集まればゴルフ場でプレーすることもできます。練習場には1人で行けますし、近年では、1人予約というのを活用すれば自分で一緒に行く人を探さなくてもよく、ゴルフ場に1人で行って組み合わせになるので、とても気軽にプレーすることができます。
あとは野球はなかなか体力がないとなかんかプレーするのはできませんが、ゴルフは歩くくらいの体力があれば楽しむことができます。このように手軽さが前は野球をやっていたけれどもゴルフに転向するきっかけになっています。そこで野球のスイングとゴルフのスイングの違いについて解説させていただきます。
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野球のスイングとゴルフスイングの3つの違い
野球とゴルフのスイングでバットやクラブなどの棒を振るという点では同じなので、共通点はかなり多いですが、違う点もいくつかあります。大きく異なる点が3つあります。それは、重心と、前傾角度でとタイミングです。それでは1つずつ解説させていただきます。
ゴルフと野球のスイングの違い 重心
ゴルフと野球で一番違う点はインパクトの重心の位置です。野球の場合はインパクトの時に右足に重心がかかります。ですが、ゴルフの場合は左足に重心がかかります。
ゴルフで右足に重心がかかっていると、クラブヘッドの最下点がボールよりも右にきてしまうので、一番最初に地面をたたいてから、その後ボールを打つようになるので、ダフってしまったり、トップしてしまったりします。地面にあるボールを打っていかないといけないので、左足に重心を乗せてインパクトするということはとても重要になってきます。
また上手く当たったとしても、ロフトが寝てしまった状態でボールにあたってしまうので、ボールが飛びません。7番アイアンでボールを打っても右足に重心がかかっていると、8番もしくは9番のロフトになってしまうので、飛距離が出ません。
ゴルフスイングはバックスイングで右足に重心を乗せて、ダウンスイングで左足に重心を移動させることにより、ボールを遠くに飛ばすことができます。
野球の場合は、ピッチャーから投げられた球を打つので、バットにうまくあてることができればそれだけでボールが飛んでいきますし、ゴルフほどボールを遠くに飛ばす必要ないので、右足重心でボールを打ちます。
あと野球の場合は左足に重心を移動しながら打つと、ボールに向かっている動きになるので、投げられたボールがより早く感じてしまいますので、右足重心で打ったほうがいいです。
ゴルフと野球のスイングの違い 前傾角度
野球の構えは上半身はほとんど前傾しませんが、ゴルフのアドレスは前傾します。この前傾角度がスイングを難しいものにします。野球は上半身はほとんど前傾しないので、背骨に対して肩を直角に回転させると、肩を水平に回転させるような形になりますので、比較的回転の方向をイメージしやすく、背骨に対して直角に肩を回転させやすくなります。
一方ゴルフスイングは前傾したままスイングをしなければならないので、回転をイメージしにくく、背骨を軸に回転するのが難しいです。前傾しているので、肩の回転方向と腰の回転方向が異なることになるのでスイングが複雑になります。
ゴルフと野球のスイングの違い タイミング
ゴルフの場合は止まっているボールを打つのですが、野球の場合はピッチャーが投げた動いているボールをタイミングよくスイングして打たなければなりません。
ピッチャーが投げるボールはストレートだけではなく、カットボールやシュートフォークなどいろんな変化球がありそれらを瞬時に判断して、バットに何とか当てなければなりせん。
ゴルフにも傾斜があったり、芝のライの状況がいろんな状態がありますが、瞬時に判断しなくてもよく、野球に比べれば考えることのできる時間があります。
いくらいいスイングをしても、ピッチャーが投げたボールとタイミングが合っていなければ、バットにボールが当たりません。この点が野球のスイングの難しいところです。
ゴルフの場合は切り返しのタイミングは非常に大事ですが、スイングを始めるタイミングは自分で決めることができます。スイングのスピードも最適なスピードがあり、最適なスピードだと飛距離が出たり、ナイスショットの出る確率が上がるというのはもちろんありますが、野球ほど正確なスイングのタイミングを求められません。
野球とゴルフスイングの共通点
野球とゴルフスイングでの共通点も当然あります。いくつかありますが、一番の共通点は、切り返しの動きです。切り返しでは野球もゴルフも下半身リードでスイングします。
まず野球の場合ですが、ピッチャーがボールを投げる動作に合わせて、まず一番最初に左足を踏み込みます。この時、上半身はほとんど動きません。後ろ、バックスイング方向(インパクトと逆方法)に少し動きます。ここで、上半身と下半身が逆に動くのでタメができ、大きなパワーをボールに伝えることができます。
その後、ダウンスイングを開始するわけですが、この左足を踏み込む動きはまさに下半身からダウンスイングをスタートさせていることになります。
ゴルフも切り返しの時は、下半身から動き始めます。ゴルフの場合は下半身から動かすのがとても難しく、ゴルフを始めたばかりだとなかなかこの動きができませんし、長年ゴルフをやってもなかなか上手くできないことも多いです。
この動きができないと、クラブヘッドの軌道がアウトサイドインになるため、左へのひっかけが多くなってしまいます。またこの時にフェースが開いてしまうことが多いので、スライスも多くなってしまいます。
この切り返しの部分はゴルフスイングの一番の肝の部分といえます。またこの切り返しの動きが上手くできると、ボールの打ち出し方向がよくなってくるだけでなく、体の力をボールに上手く伝えることができるので、飛距離を出すことができます。
ゴルフでこの切り返しで下半身から動かす動きができていると、上級者のスイングといえることができます。ですので、野球をやったことがあるようでしたら、下半身から動き出す、この動きを思い出して、ゴルフスイングに取り入れてみてください。
上手くできると、今までと見違えるように。当たりもよくなりますし、飛距離も出るようになります。
まとめ
ゴルフスイングと野球のスイングの違いは、主な3つはインパクトの重心の位置と、前傾角度とタイミングですが、これ以外にも違いはいくつかあります。
野球をやっていてその後ゴルフを始める人は多いと思まスが、振るということにおいては共通の部分もありますので、野球をやっていた人は比較的、ゴルフの上達も早い傾向になりあります。
ただ、ゴルフをなめてかかると、なかなか上達しないので、野球とゴルフのスイングの違いをしっかりと理解し、ゴルフに取り組んでみてください。