ゴルフ練習場で効果的な練習する為の注意点。ボール、ヤード表示、傾斜について
ゴルフが上手くなるためには、練習場で練習することが必要です。正しい方法で繰り返し練習すれば誰でも確実に上達するのですが、練習場に行ってもなかなか上達しないと感じたことはありませんか?
ゴルフ練習場に行って、間違った方法で練習してしまいますと、せっかっく練習してもなかなか上達しなくなり時間とお金がもったいなくなってしまいます。そこで練習場での注意点について解説させていただきます。
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練習場で使用されているボール
練習場で使用されているボールはいくつか種類があります。ボールの種類によって球筋がかわりますので、どんなボールを使っているのかを確認しておくことが必要です。
飛ばないボールを使用している練習場なのに、もっと飛ばそうとしてしまい、力一杯振るようになってしまいスイングを崩してしまうことがあります。あとは、球が上がらないので、もっと高い球を打とうとしてしまい、下からすくいあげるようなスイングになってしまい、スイングを壊してしまう場合もあります。
特に注意が必要なのは、いつもと違う練習場に行った時です。いつもと違う練習場だと当然ボールも違うボールを使っている可能性が高いので、どんなボールを使っているのか注意が必要です。
練習場で使用されているボールの種類
まずゴルフ練習場で使用されているボールですが、コースボール、レンジボール、ダンゴボールなどがあります。まずコースボールですが、これはコースで使われているボールです。ロストボールといわれることもあります。
ロストボールといわれるように、コースでOBや林、池などに入ってしまってなくしてしまったボールを拾ってきたボールです。もちろん拾ってきた後は汚いまま使用するのではなく、きれいに処理をされた状態でゴルフ練習場で使用されます。
このロスとボールのメリットは、コースと同じボールなので、ボールの飛び方(高さやスピン量)や打感などがコースと全く同じになるという点があります。
一方デメリットとしては、色々な種類のボールが混ざっているので、ボールによって飛び方や打感が変わってしまいます。スピンのかかりやすいボールがあったり、かからないボールがあったり、同じように打っても飛ぶボールがあったり、飛ばないボールがあったりします。そうなると、正確な距離をつかむことができません。
あとは基本的には一度使われていたボールで、池などに沈んでいたボールもあるので、表面はきれいにされていたも、中身が劣化している可能性があります。またコースボールはそれほど何回も打たれることを想定して作られていないので、練習場で何回も打たれていると、ボールの表面や中身が劣化している可能性は高いです。
ボールを打っていると打ち出されて直後はいいのですが、途中から突然ドロップしたり、変な方向にまがってしまったりします。
レンジボールのメリットは何といっても、練習場で何回も打たれることを想定して作られているので、ボールの劣化は少ないです。またすべてのボールが同じ種類のボールになっていることが多いので、1球1球飛び方や、打感の違いがな井野がメリットです。
一方でデメリットは、実際のコースのボールとは、飛距離や、打感、スピンのかかり方が違うという点です。コースボールに比べて飛距離が出ないものが多いです。飛距離が出ないからといって、振りすぎないように気を付けてください。
最後にダンゴボールですが、最近ではこのボールを使用している練習場は少なくなりました。ダンゴボールとは、練習場で使用される柔らかいボールなのですが、このボールは飛距離が出ませんし、球が低い球になってしまいます。ですので、高く上げようとしてしまったり、飛ばそうとして力が入ってしまったりします。そうするとスイングを崩してしまいます。
このように練習場行ったらどんなボールを使用しているのか練習する前に必ず確認するようにしてください。そうしないとせっかく練習場に行っても逆に調子が悪くなってしまうこともあります。
練習場でのヤード表示
練習場に行くと看板があり、ここまで飛んだら何ヤードですという表示がありますが、これも注意しなければなりません。まずどの打席から計測されたものか分かりません。100ヤードと表示されていても、右側の打席からと真ん中の打席からと左側からの打席からでは、その看板までの距離は異なります。
それと、レンジボールを使用している練習場であれば、コースボールに比べて飛ばないので、あらかじめヤード表示の看板を少し近くに建てていることがあります。例えば100ヤードの看板でも、実際には90ヤードしかない場合もあります。
あと、100ヤード以内は普通に正しい距離になっていても、100ヤード以上長い距離は少し短くしてある練習場もありますので注意してください。
あとは、練習場では風にも注意してください。打席は天井や壁があるので、あまり風は感じにくいのですが、風が吹いていることもあります。風を気にしないで練習しているとアゲインストで飛んでいないのに、スイングが悪いと思って振りすぎてしまったりしますので、注意してください。
練習場の傾斜
意外に見落としてしまうのが、練習場の傾斜です。練習場はボールの落ち場所が見やすいように、ボールを打つところよりも、ボールが着地するところが少し高くなっていることが多いです。ですので、1階打席で練習するときは僅かに打ち上げになっていますので、知らず知らずのうちにボールをすくうようなスイングになりやすいです。
また2階打席は、水はけをよくするために、左足下がりになっていることが多いです。ですので、インパクトで右足に重心が残っているとダフりやすくなってしまったり、打ちだされる球が低くなってしまったりします。でも2階なのでそれほど打ち出しの低さは感じないと思います。
2階打席からだと、左足下がりなので、左に突っ込みやすいスイングとなりやすいです。ですが、2階打席からだと落ちてしまいそうな気がしてしまうと、左に重心を乗せていけず、右足重心でインパクトしてしまうこともあります。
練習場でのマット
練習場でアイアンショットは、マットの上から打つことが多いですが、マットのどこにボールを置くかというのも大事です。マットの真ん中はみんながそこで打つのですり減ってへこんでいることが多いです。
そこで練習していると、ライが悪いときの打ち方の練習にはなるかもしれませんが、練習場で練習するのは、スイング作りをする目的が一番だと思いますので、マットのすり減ったところではなく、まだすり減っていないライのいいところから練習するようにしてください。マットの真ん中はへこんでいるので、転がってそこにボールが止まりやすいので、注意してください。
練習場でのルーティン
練習場ではいい球が出ているのに、コースに行くと別人のようにミスショットばかり出てしまうことがありますが、この原因はコースでは傾斜があったり、芝のライの問題があったりといろいろ考えられますが、打つまでの手順(ルーティン)をいつも同じにすることで、練習場のスイングをコースでもしやすくなります。
ルーティンは、まずボールの後方から目標方向を確認し、目標とボールの間に、何かごみや芝の色が変わってりる部分などのスパット(目印)を探します。そしてそのスパットに向けてまずフェースの向きを合わせて、その後スタンスを取り、最後にグリップを握ります。
この手順で構えると、ターゲットに対してまっすぐ構えられるのですが、練習場でもこの手順で構えるようにしてください。そうすると、コースでも練習場と同じスイングをしやすくなります。
練習場では、毎回後方からターゲットを確認するのは大変なので、まずはフェースの向きを合わせるところから行うようにして下さい。最初はめんどくさく感じますが、慣れてしまえばそれほど大変ではありませんので、是非練習場でもルーティンを行うようにしてください。
まとめ
ゴルフ上達には練習場での練習は欠かせないのですが、せっかく練習するのであれば、この記事を参考にしていただき効率的に練習を行うようにしてください。
練習を続けていても上達しているのか分かりずらいかもしれませんが、正しい方法で練習をすれば必ず上達しますので、日々練習に取り組んでください。