パター自宅でできる練習方法。確実にスコアアップするための3つのポイント
ゴルフはクラブが14本ありそれぞれ役割が異なりますが、限られた時間の中で練習しなければないので、何本か選んで練習しなければなりませんが、必ず練習してほしいクラブがあります。それはパターです。
ドライバーやアイアンなどショットの練習は行ってもパターの練習はなかなかやらないことが多いのですが、パターの練習は必ず行うようにして下さい。
パターが入るか入らないかでスコアが大きく異なります。スコアを左右するのはパターです。特に上級者になるにつれてその重要度は高くなります。
「パターはセンスだ。だから練習しても意味がない」なんていう人がいますが、それは間違っています。パター練習すれば確実に上達するクラブです。できればゴルフ場で実際のグリーンで練習できればそれが一番いいのですが、なかなか毎日ゴルフ場で練習するわけにはいきませんので、家でできるパターの練習方法について解説させていただきます。
Contents
パターマットにカップインさせるだけの練習ではダメ
家でパターの練習をするといって、真っ先に思いつくのはパターマットですが、カップインさせるだけでは効果が薄いです。パターマットは同じ条件で何球も打てるので、間違った打ち方でもカップインしてしまいます。
例えばフェースが左を向いてインパクトするとボールが左に飛んでいきますが、それを何回か打っているとだんだんクラブヘッドの軌道をインサイドアウトに振って調整して何とかカップインしようとしてしまいます。
クローズフェースとインサイドアウトという間違った動きを2つ組み合わせて、何とかまっすぐに打ってカップインさせようとする練習を繰り返しているとその間違った動きで固まってしまいます。
このようにパターの練習は正しい打ち方で練習しないと、間違った動きで固めてしまうので、正しいストロークをするようにこころがけてください。
パターのアドレスをチェック
まずはどのような姿勢でアドレスしているかをチェックしてください。正しくきれいに構えられていればカップインの確立は高くなります。
スタンス幅は片幅、ボールの位置は左目の下、手は肩の真下、腕は前傾して力を抜いてダラっと下げた形、頭はセンターになっているかを鏡などを使って確認してください。
アドレスが正しい形になっていることは、とても重要ですので、家で鏡を見ながら正しいアドレスの形を習得してください。
正しいアドレスの形はこちらの記事を参考にして下さい。⇒ パッティングの正しいアドレス。ちょっとの狂いが大きなスコアの差になります。
パッティングで大切な3つのポイント
パッティングで重要にのはフェースの向きと軌道と、打点です。まずフェースの向きですが、パターではフェースの向きがものすごく大事で、フェースが向いている方向にボールが打ち出されます。パッティングの場合ボールの打ち出し方向を決定するのは、フェースの向きが一番影響を与えます。
次にクラブヘッドの軌道がですが、クラブヘッドの軌道も球の打ち出し方向に影響を与えます。インサイドアウトに振れば右に打ち出され、アウトサイドインに振れば左に打ち出されます。
最後の打点ですが、フェースのどこでボールを打つかというのも非常に大事です。ヒールで打つのか、トゥで打つのか、フェースの下目で打つのか、上目で打つのかによって転がりが変わってきます。
以上のフェースの向き、軌道、打点の3つが大事なのでこの3つを正しくする練習を家で練習して下さい。
アドレスでフェースの向きをまっすぐにする
それではフェースの向きを正しくするための練習方法ですが、まずはアドレスでフェースの向きをまっすぐに待変える必要があります。アドレスでのフェースの向きをまっすぐにするには、左右の足の向きをまっすぐにしてください。右足と左足とフェースの向きの3つがが平行になるようにします。特につま先を開かないようにしてください。そうすることにより、フェースの向きをまっすに構えやすくなります。
自宅でどのようにチェックするかというと、真ん中にまっすな線(ボールからカップに向かっている線)が引いてあるパターマットをお持ちであれば、その線と直角に線を引いてください。そしてその線の向きと同じになるようにフェースの向きを合わせるようにしてください。
もしパターマットがなければ、フローリングなどの直角になっているところを利用して打ち出したい方向とフェースの向きをまっすぐにしてアドレスする練習をして下だい。

DSC_1327
軌道をまっすぐにする練習方法
クラブヘッドの軌道をまっすぐにするための練習方法は、クラブヘッドの両側(トゥ側とヒール側)のクラブヘッドから少し離れたところにクラブなどを置き、そのクラブにあたらないようにしてまっすぐに振る練習をしてください。
クラブヘッドの両側にクラブを置く間隔がとても大事です。あまり間隔が広すぎると、効果がありませんし、かといってあんまり狭いと、毎回クラブヘッドが当たってしまうので、練習するのが嫌になってしまいます。2回に1回当たるくらいの間隔で練習してください。
打点を安定させるための練習方法
ドライバーやアイアンの場合は芯でボールを打たないと、球筋がかなり変わってしまうので、芯で打つように心がけますが、パターの場合は、芯(スイートスポット)でボールを打たなくても、それほど球筋が大きく変わらないので、芯で打つということをおろそかにしてしまいがちですが、芯で打たないと狙った距離を打つことができませんし、狙った方向に打つことも難しくなります。
芯で打つようにするための練習方法ですが、パターヘッドの芯の左右に輪ゴムを付けて、芯を左右に外してインパクトしたらまっすぐに転がらないようにします。これで芯で打てるように練習してください。

そして芯で打てないのは、左右に外れるばかりでなく、上下に外れてしまう場合もあります。上下に外れてしまうのは、軌道に問題があります。アッパーブロー過ぎるとで打つとトップしやすくなりますし、逆にダウンブロー過ぎるとフェースの上側で打ってしまいます。
軌道を正しくするためのポイントは頭の位置とボールの位置です。アドレスでボールを左に置いてしまったり、頭の位置が右にある状態でいんぱくとするとアッパーブローになりトップしやすくなります。逆に、頭の位置が左にある状態でインパクトしてしまうとダウンブローになってしまいフェースの上部でボールを打ってしまいます。
アドレスでのボールの位置と頭の位置に注意してください。ボールの正しい位置は左目の下です。そして頭の位置はセンターにくるようにして、左右均等に重心をかけるようにしてください。またストローク中に頭の位置が変わらないように注意してください。
まとめ
このようにパターの練習を家でも行うことが大切ですが、間違ったストロークをしてしまうと、その動きを固めてしまいますので、正しいストロークで練習するようにしてください。
正しい形で繰り返し練習すれば、パターは確実に上達します。よくパターマットで練習しても意味がないなんて言う人がいますが、それは間違った形で練習してしまっているからです。家でパターの練習をするときには、フェースの向き、クラブヘッドの軌道、打点を意識して練習してください。
ショットの練習はやってもパターの練習はなかなかやらずにおろそかになりがちですが、上級者になればなるほどパターは重要になりますので、是非毎日5分でも10分でもいいので練習してください。
