ゴルフの漫画の真似事で木から手製のクラブ作成
ゴルフの漫画といえば今も昔も信じられないようなサクセスストーリーや、破天荒なストーリーが一般的です。現代のゴルフ漫画は非常に現実に忠実的なものも多く数十年前のゴルフ漫画とは考えられない作品もたくさん出てきています。しかし現在44歳になる私が子供の頃には完全に破天荒な現実離れしたゴルフ漫画の方が多かったのが現実です。
特に印象的だったのがはだしの短パン、さらに木を削って作ったゴルフクラブで、それもたった数本でプロゴルファーになると言うストーリーです。確かに今と違って木製のゴルフクラブが中心でパーシモンを私の父親も使っていましたがあくまでも既製品であって自分自身で作ったものではありません。
木を削ってもらってクラブを作ってもらいました
私自身もゴルフを楽しみたいと小学生の頃に考えていたのですが問題はゴルフクラブがないことです。そこでたまたま私の祖父が鉄工所を営んでおり、鉄を削り出す機械を設備として持っていたので、少し大きな木を削ってゴルフクラブにできないか頼んでみました。
すると、祖父は簡単にできるから家まで木を探しておいでと言ってくれたので早速ちょうど良い大きさの木を探してきて祖父に加工してもらいました。祖父も職人の意地があるのか、わたしを喜ばせたいのか、グリップまでテープをまいてくれ、単なるおもちゃではない出来栄えになっていました。
田んぼで遊んでいました
そして、実際にそこでこのゴルフクラブを試す日ですが近隣にはたくさん田んぼがあって簡単に簡易なゴルフ場に見立ててプレイをすることができました。もちろん今考えると小学生の単なる遊びであってゴルフと呼べるようなものではありません。
それでも全くゴルフをしたことのない私や弟にとっては素晴らしい遊びでした。あれから20年以上が経ちますが祖父に作ってもらったおもちゃとは呼べないほどの出来栄えの木製のゴルフクラブは今でも自宅に飾ってあります。
今時の子供はこうした遊びをするにもジュニア用のゴルフクラブをすぐに親に買い与えてもらい本格的にプレイをすることになるので大きな違いだと思います。私自身がこうした思い出に浸ることができるのも破天荒なゴルフの漫画があったからこそです。
男の子も女の子もこうした真似事を通じて成長していくと言われていますがまた地震は成長があったかどうかは別としてゴルフの漫画を真似事することでゴルフに興味を持つことができました。今でもたまに読み返す漫画ですが非常に破天荒で面白いと思います。