始めての接待ゴルフは苦労しました
ゴルフは趣味でやっていました。また、社内のコンペなども幹事を務めたことはりましたが取引先の接待ゴルフとなればなかなか機会もなく、初めてその幹事を行ったときには非常に緊張しましたし、先輩方に細かいことを聞きながら、非常に苦労して勤め上げたことを今でも覚えています。そもそも接待ゴルフはどこまで取引先をカバーすればいいのかというところから基準がわからず困りました。
考えようによっては、取引先で最も職位が上位のメンバーをお迎えにあがって、自宅まで送り届けるところまで行う必要があるのかと思っていたほどです。実際には今時、接待ゴルフといえどもそこまでやっていることはありませんが。
しかし、それも実際にやってみなければわかりません。むかしからゴルフ場で接待ゴルフといえば取引先をとにかくよいしょして、OBのボールをフェアウェイに戻したり、スコアは絶対に取引先よりも良くてはならない、茶店では必ずビール、ウイスキーなどを準備しておくというような光景ばかりが気になっていました。
しかし、実際にはまったくそんなことはありません。もちろん、私自身も通王のご接待の宴会のときと同じく、会場にはお客様よりも早く到着してお待ちしていましたし、ラウンド後はいち早くシャワーを浴びてコンペ会場に待機するというようなことは行いました。
また、プレイ中もわざわざ自分からミスショットをしてしまうようなことは一切しませんでした。これは先輩からも聞いていたのですが自社と取引先の職位の勘案、それとスコアレベルも含めてパーティを組んでさえおけば、スコアメイクまで細工することはないと聞いていたからです。
それでも最初の接待ゴルフの幹事で一つだけ失敗してしまいました。それは取引先の参加メンバーのお名前を間違ってゴルフ場に連絡していたがためになんと失礼なことにカートに記載される名前が間違ってしまったままだったのです。
これは接待ゴルフでなくとも非常に失礼なお話です。その対象が担当者レベルでわたしとも人間関係がしっかりしていたので大きなトラブルにはならず、上にもばれずに終わりました。
しかしながら、接待ゴルフは必要以上に気を使うことななくとも、仕事と同じく、ゴルフ場というクライアントとしっかりコンタクトを取って、お客様である取引先をもてなすというスタンスでのぞまねばならないということはよく理解できました。それ以来、接待ゴルフで失敗というほどの失敗はありません。