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ゴルフ傾斜でのアドレスと打ち方のコツ。傾斜別の出やすい球筋を徹底解説


ゴルフ場には必ず傾斜があり、平らなところがほとんどありません。平らに見えてもわずかな傾斜があります。その傾斜を見落として打ってしまうと、思わぬミスショットになってしまったり、うまく打てたとしても、ボールが飛んでいく方向が、狙った方向にはいかない場合もあります。

また練習場ではよく当たっているのにコースに行くと、なぜか別人のように当たらなくなってしまう練習場シングルの人は、ゴルフ場の傾斜への対応が上手くいっていない可能性が高いです。そこで傾斜でのアドレスと打ち方のコツを解説いたします。

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Contents

傾斜でのアドレスの仕方(構え方)3つのポイント

ゴルフ場の傾斜から上手く打つためには、アドレスでの構え方が非常に重要です。アドレスが間違っているとナイスショットが打てる確率は低くなります。傾斜でのアドレスのポイントは3つあります。それは立ち方、ボールの位置、スタンス幅の3つです。

傾斜には、つま先上がり、つま先下がり、左足上がり、左足下がりの4つもしくはその複合の傾斜がありますが、まずアドレスで気を付けることは、立ち方です。傾斜に沿って構えるというか、地面に直角に立つということです。

つま先上がりであればかかとに重心をかけて、前傾を起こして構えます。つま先下がりは逆につま先に重心をかけ前傾を深くします。左足上がりは右足に重心をかけます。左足下がりは左足に重心をかけます。

傾斜に逆らって立つ方法、例えば左足下がりは通常低い球が出やすいですが、そこで高い球を打ちたいときに、通常左足に多く重心をかけて左に体を傾けて打つところを、左にあまり重心をかけずに地球に対して垂直に立つ方法もあります。ですがこの方法は超高等技術になりますので、あまりお勧めできません。

傾斜でのボールの位置

傾斜からショットするときは、ボールの位置というのは非常に重要です。ボールの位置が間違っていると、なかなかナイスショットが出ません。そこでボールの位置について解説させていただきます。

傾斜では、スイング中にあまり大きく重心移動できません。ですので、ボールの位置は通常の位置よりも右足寄りに置きます。どのくらい右に置いたらいいか分からないようでしたら、ボールから少し離れて、ボールがあるところと同じような傾斜に立ち素振りをしてみてください。それでクラブヘッドが地面のどこにこすれるか見ておいてください。芝をこすることろ(厳密にいうとこすれる少し手前(右側))にボールを置いてください。そうするとナイスショットがでます。

ボールの位置が間違っているとナイスショットできずに、ダフリやトップが出てしまったり、うまく打てたとしても、ボールの高さが意図していたものと変わってしまったりします。

傾斜でのスタンス幅

次に傾斜でのスタンス幅についてですが、傾斜からは不安定なので安定させるためにスタンスを広げます。スタンスを広げるとスイング中に体が安定します。スタンス幅が狭いとスイング中やフィニッシュでフラフラします。またスタンスを広げるとスイング中に重心移動がしずらくなりますので、ボールの位置を通常よりも右足寄りに置きます。

傾斜でのアドレス3つのポイント
1.傾斜に直角に立つ
2.ボールの位置を右足寄りにする
3.スタンスを広げる

傾斜からのスイングで気を付ける3つのこと

傾斜からのスイングで気を付けることは、スイングの大きさと前傾角度の重心移動の3つに注意してください。まずスイングの大きさですが、傾斜から大きなスイングをしてしまいますと、バランスを崩して上手く当たらなくなってしまうので、あまり大きく振らないようにしてください。

あと傾斜からは、スイング中にアドレスでの前傾角度を保つようにしてください。傾斜では、地面と直角に立つので、苦しい体勢で構えていますので、気を付けないとスイング中に楽な姿勢になりやすいです。そうするとボールと体の距離が変わってしまい、上手くボールを打つことが難しくなってしまいます。ですので、スイング中は苦しいですが、アドレスで作った前傾角度を保つようにしてください。

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あともう一つは重心移動ですが、傾斜からのスイングでは安定させるためにスタンスを大きく広げていますし、あまり重心移動を大きくしてしまうと、体が動きすぎて上手くボールを捉えられなくなってしまいますので、あまり重心移動をしません。そのためボールの位置は通常の位置よりも右足寄りに置いておきます。

傾斜からのショットで気を付ける3つのこと

1.大きなスイングをしない
2.前傾を保つ
3.重心移動を少なくする
以上の3つを心がけて傾斜からスイングしてください。

傾斜からの番手選び

傾斜からは大きく振ることができないのと、重心移動を大きくできないので、飛距離が出ません。そこで、使用する番手を1~2番手大きくします。特に左足上がりの場合には、地面と直角にアドレスすると、ロフトが寝た(増えた)状態で構えることになるので、飛距離がでにくくなります。

逆に左足下がりの場合には左足に重心をかけるので、アドレスでロフトが立った状態なので、飛距離が出やすいですが、スイングを大きくできなのと、重心移動があまりできないので、左足下がりの場合は番手を変えなくてもいい場合もあります。

傾斜別の出やすい球筋

傾斜の種類によって出やすい球筋が変わります。その出やすい球筋を計算してスタンスの方向を変えることにより、最終的にボールを狙ったところに運んでいくことができます。そこで各傾斜で出やすい球筋についてご説明します。

左足上がりの傾斜から出やすい球筋

左足上がりからは高い球と、フックが出やすいです。なぜかというとアドレスで地面と直角に構えると右足重心になり、ロフトが寝た状態になり、そのままのロフトでインパクトしやすくなりますので高い球筋になります。あとアドレスで右重心で、ダウンスイング以降もあまり左に重心移動できないのでフォローで体が回転しにくくなり、腕の動き(腕の返し)が大きくなるのでフックしやすくなります。

左足下がりの傾斜から出やすい球筋

左足下がりからは低い球とスライスそしてひっかけも出やすくなります。なぜかというと、アドレスで地面と直角に構えると左足重心になるので、ロフトが立った状態になりそのままインパクトすると低い球筋になります。

あと左足重心で構えていると、バックスイングで体を回しにくくなり、ダウンスイング以降で体を左に回しやすくなります。そして左への軸ブレも起こりやすくなるので、クラブがアウトから入って左へのひっかけが出てしまったり、体が開いて(左を向いて)インパクトしやすくなるので、スライスが出やすくなります。

つま先上がりの傾斜から出やすい球筋

つま先上がりの傾斜からはフックやひっかけが出やすいです。子の傾斜は左へのミスが出やすく、右へのミスはほとんど出ないので、計算がしやすく比較的やさしい傾斜です。

つま先上がりからフックが出やすい要因は2つあります。まずあまり体の回転をしないで手打ちに近い打ち方になるので、ダウンスイング~フォローで腕の返しが強くなり、フックが出やすくなります。フックしやすいもう一つの要因は、アドレスしたときにボールが足場よりも高い位置にあるので、ボールのところに構えると、トゥが上がった状態になります。トゥが上がるとフェースが左を向いてしまいます。ですのでそのまま打つとフックが出やすくなります。

また肩をあまり回さずに手打ちに近い打ち方になりますので、バックスイングで肩の回転が浅くなるので、クラブがアウトから入り、ひっかけが出やすくなります。特にアドレスのボール位置が左にあると左へひっかけがでやすくなりますので、ボールを左に置きすぎないように注意してください。

つま先下がりの傾斜から出やすい球筋

つま先下がりの傾斜からは、スライスとひっけが出やすくなります。スライスが出やすい要因は2つあります。まずアドレスしたときに、足場よりもボールのある位置が下がっているのでアドレスするとトゥが下がりやすくなります。そうするとフェースが右を向いてしまいます。そのまま打つと当然フェースが開いて当たりスライスしてしまいます。

もう一つの要因はアドレスで前傾を深くするので、苦しい体制になり、スイング中に起き上がりやすくなります。起き上がってしまうと腕とシャフトの角度がなくなり、ハンドアップした状態でインパクトすることになり、フェースが右を向き開いた状態でインパクトしやすくなります。そうするとスライスしてしまいます。

ひっかけが出てしまうのは、傾斜ではあまり体を回転させずに、手打ちに近いスイングで打つので、バックスイングで肩の回転が浅くなり、クラブがアウトから入ってきてアウトサイドインの軌道になり、ひっかっけが出てしまいます。

傾斜から出やすい球筋のまとめ

左足上がり⇒高い球、フック
左足下がり⇒低い球、スライス、ひっかけ
つま先上がり⇒フック、ひっかけ
つま先下がり⇒スライス、ひっかけ
以上の内容を参考に自分がどんな傾斜だと、どのような球筋が出やすいかを調べて置き、それを生かして狙いを定めコースマネージメントして下さい。

まとめ

練習場では上手く当たるけどコースに行くと上手く当たらなくなってしまう原因はいくつかありますが、傾斜への対応が上手くできていないのが大きな原因ですので、この記事を参考にしていただき、傾斜からのショットが上手くなり、コースでもうまく打てるようになってください。

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