ゴルフ左足上がりの打ち方のコツと出やすい球筋を徹底解説
ゴルフ場には左足上がりや、左足下がり、つま先下がりや、つま先上がりなどの傾斜がありますが、そのなかでも比較的打ちやすいのが、左足上がりです。
ですが、そのうちやすい左足上がりでもミスショットは出てしまいます。やはり平らな練習場とは違い傾斜があるとアドレスや打ち方がかわります。正しく構えて正しくクラブを振れればミスショットは少なくなります。そこで左足上がりの傾斜の打ち方のコツを徹底解説いたします。
Contents
左足上がりの傾斜から出やすい球筋
左足上がりの傾斜からショットすると出やすい球筋としては、まず、インパクトで右重心になりやすいので、インパクトでロフトが増えて高い球がでやすいです。右足重心でインパクトしやすいので、フックボールが出やすいです。またバックスイングで肩の回転が浅くなるとひっかけも出ます。それから右足重心なので、インサイドアウトの軌道になり、右へのプッシュアウトも出ます。そして、インサイドからクラブが寝て入ってくるとシャンクも出ます。このように、左足上がりは比較的打ちやすい傾斜なのですが、いろいろな球筋がでやすいです。
左足上がりから出やすい球筋
1.高い球
2.フックボール
3.ひっかけ
4.プッシュアウト
5.シャンク
左足上がりの傾斜での構え方
傾斜からのショットでは、アドレスの仕方がとても大切です。アドレスが間違っているといい球を打つのが難しくなります。
まずボールの位置ですが、通常のボールの位置よりも少し右足寄りにします。なぜ右足寄りに置くかというと傾斜からのショットはあまりダウンスイングで左足に重心移動をしないからです。ボールの位置が通常のままだと、ダフリやすくなってしまいます。
左足上がりでのスタンスの幅は少し広げます。なぜ広くするかというと、広いほうが安定するからです。重心のかけ方は、傾斜の場合、地面に対して直角にアドレスするのが基本なので、右足に重心をかけます。
左足上がりでのアドレスのポイント
1.ボールの位置は通常の位置よりも少し右に置く
2.スタンスの幅は広げる
3.重心は右足にかける(地面に直角に構える)
左足上がりでの打ち方
左足上がりの傾斜からのショットで気を付けなければならないのは、大きなスイングをしないことです。傾斜からのショット全般に言えますが、フルショットをしてしまうと、軸ブレが起こりやすくなりますので、あまり大きく振らないようにします。
左足上がりでは、右重心でアドレスするので、インパクトではロフトが寝るのと、大きなスイングができないので、飛距離が出ないので、ショートしやすくなりますので、使用する番手を上げる必要があります。平らなところから通常9番アイアンで打つ距離であれば、8番や7番アイアンを使用してください。
左足上がりから低い球を打つには、アドレスを変える必要があります。アドレスは通常地面に対して直角に立ちますが、低い球を打つには、地球に対して直角に立ちます。ボールの位置は平らのところで打つよりも右足寄りに置きます。
打ち方はフォローをあまり大きくとることができません。パンチショットのような打ち方になります。そうすると球が高くならずに低い球になります。
左足上がりからダフリやトップが出てしまう原因
左足上がりでダフリやトップが出てしまう原因はいくつかあります。まずボールの位置を左足に置きすぎていると、クラブヘッドの最下点がボールよりも右側になるので、どうしてもダフリやトップが出てしまいます。
あと左足上がりはアドレスで右足に重心をかけていますが、バックスイングで右に軸ブレしてしまうとインパクトで正しい位置まで戻ることが難しくなり、ダフリやトップが出てしまいます。
左足上がりはインサイドアウトに振りやすい
左足上がりの傾斜では、アドレスを右足重心に構えますので、バックスイングは体(肩)を回転させやすくなります。そしてダウンスイング以降は体(肩)の回転はさせにくくなりますので、クラブへッドの軌道はインサイドアウトになりやすいです。そのためにプッシュアウトも出やすい球筋です。
左足上がりからのティーショット
ティーグランドではほとんどのゴルフ場では、通常若干の左足上がりになっています。そのほうが打ちやすいので、わずかな左足上がりになっています。
左足上がりからのアプローチ
左足上がりからのアプローチはショートしやすいので、少し大きめに打つイメージが必要です。打ち上げだと、グリーンが高いところにあるので、ピンの根本が見えませんが、打ち上げの場合には、そのピンにキャリーさせるイメージでちょうどいいです。
左足上がりのバンカーショット
グリーン周りのバンカーショットは左足上がりになっていることが多いです。バンカーショットの基本的な打ち方は、まずフェースを開きます。フェースを開くとはフェースを右に向けることです。なぜフェースを開くかというと、バンスを使いやすくするためです。
バンスとはクラブへッドのソールのでっぱりで、これをうまく使うことにより、バンカーショットでは、クラブへッドが砂の中にもぐりにくくなるので、適度な砂の量をとることができるので、うまく脱出することができます。
フェースを開くとボールが右に出やすくなるので、その分スタンスをオープンにします。そしてスタンスと平行にクラブヘッドを振るようにします。目標(ボールを打ち出したい方向)に対してはアウトサイドインの軌道になります。
アドレスは砂の上で不安定なので、スタンスを安定させるために少し広くします。
グリーン周りのバンカーの打ち方で気を付けるポイントは、フェースをあまり返しすぎないようにすることです。ダウンスイングでフェースを返しすぎてしまうと、クラブヘッドが砂の中に潜りすぎてしまい、砂を多くとりすぎてしまいます。そうするとボールがあまり飛ばす、バンカーから脱出することができなくなってしまいます。
グリーン周りのバンカーは左足上がりになることが多いのですが、その場合、あごがあり、高い球でないと脱出することができません。ですので高い球を打ちたいところですが、バンカーショットは通常フェースを開くので、普通に打てばボールが高く上がりますので、あごがあっても、無理に高い球をうとうとしないようにしたほうがいいです。
高い球を打とうとする意識が強すぎると、バックスイングや、ダウンスイングで右への動きが大きくなり、軸ブレしてしまい、クラブヘッドが、ボールのかなり手前に入ってしまい、砂の量を多くとりすぎてしまい、ボールがあまり飛ばずにバンカーから出ないなんてことが起こってしまいます。
あとバンカーでボールがあまり飛ばずに出なくなってしまう原因は、スイングのスピードを途中で遅くしてしまうことです。ボールを打ったあとにフォローを取らずに、打っておしまいになってしまうとボールが飛ばないのでバンカーから脱出できません。もちろんピンがすぐ近くであまり飛ばす必要のないときや、目玉の時は、フォローをあまりとらずに、打っておしまいのスイングでOKです。
左足上がりのバンカーショットの注意点
1.フェースを開く
2.スタンスはオープン
3.クラブヘッドの軌道はスタンスと平行
4.フェースを返しすぎない
5.軸ブレしないように気を付ける(ボールを上げようとしすぎない)
6.フォローもしっかりとる
まとめ
左足上がりの傾斜からのショットは一般的に打ちやすく、易しい状況が多いので、この記事を参考にしていただきナイスショットを打ってください。
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