ゴルフ 打ちっぱなし練習場での友人の試打目的に驚き
購入前に試打
自動車を購入する時には試乗、洋服を購入する時に試着するのが当たり前のように、ゴルフのクラブを購入する際に試打をするのは当然のことでしょう。とは言うものの、今使っているクラブと新たに購入を検討しているクラブとの明確な違いをゴルフ 打ちっぱなし練習場での試打で理解できる人はかなりの腕前の人でしょう。
そこで言うかなりの腕前とは、同じクラブで10発打って、その殆どがほぼ同じ弾道で狙いの所に打てる人としておきましょう。逆を言えば、同じクラブで打っても方向や距離がバラツク人ではクラブを変えてもそのバラツキがクラブの差なのかどうかが分からないからです。
私にはそのかなりの腕前の友人が何人かいますが、その日その中の一人の友人はドライバーのニューモデルを試してみたいとのことで、私を或るゴルフ 打ちっぱなし練習場に誘いました。その練習場には大きなゴルフ用品の販売店があり、多くの種類の試打用ドライバーが取り揃えられていました。
友人はその中の1本を借り、私は別の1本を借りてから二人並んでブースに入り、準備運動として自分が普段使っているクラブで何発かを打ち始めました。私は友人の後ろ、即ち友人の背中が見えるブースにいましたので、友人の球筋をよく見ることが出来ましたが、流石にシングルハンデの実力者だけに安定した弾道で調子が良さそうでした。
打った球が曲がっているけど・・・
やがて友人も私も準備運動が終わり、いよいよニューモデルを使ったゴルフ試打を始めました。私自身は新しいクラブの購入が目的ではなく友人に付き合って来ただけでしたので、自分の打ったボールよりも友人が打ったボールの行方に注目していました。
そこで最初の数発を注視していると、それまで使っていた友人のドライバーとほぼ同じような弾道で安定していましたので、正直、クラブの違いは分かりませんでした。ところがそのうちに友人が打ったボールが右に大きくスライスし始め、そうかと思えば左にフック、そしてゴロのように地を這い出したかと思えば、所謂天ぷらボールの様に高く上がり始めたのでした。
そこで私が「そのドライバーは良くないですね」と声をかけると友人は「どうして?そんなことないよ、結構良いクラブだよ」と言ったのです。そして私が「だってかなりバラついているじゃないですか」と言うと友人は「そういう打ち方をして試しているんだよ、それがゴルフ試打の目的でしょ、真っすぐ打つだけではクラブの性能は分からないからね」と笑ったのです。私はゴルフ 打ちっぱなし練習場では真っすぐに打つ練習しかしたことがなかったので、その友人の試打の目的と腕前には恐れ入りました!