ゴルフスイングで伸びあがってしまう原因と防止法、矯正するドリル
ゴルフスイングでトップやダフリそしてスライスが出てしまう原因は、体が伸びあがってしまうのが原因かもしれません。伸びあがってしまうと、体とボールの距離が遠くなってしまうので当然トップボールが出てしまうのですが、反対にダフリも出てしまいます。伸びあがってしまうと、うまく当たらなくなってしまうばかりでなく、スライスも出てしまうので、方向性も悪くなります。そこで伸びあがってしまう原因と防止法、そしてそれを矯正するためのドリルをご紹介します。
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Contents
バックスイングで伸びあがってしまう原因
ゴルフスイングで伸びあがるといっても、バックスイングで伸びあがってしまう場合とダウンスイングで伸びあがってしまう場合があります。
まずバックスイングで伸びあがってしまう場合の原因ですが、大きく2つあります。
1.アドレスでの前傾が深い
2.肩の回転方向が間違っている
以上の2つです。
まずアドレスでの前傾角度が深いと、その前傾をキープしたままバックスイングするのは苦しいので、起き上がってしまいます。アドレスでの前傾角度を適正な角度にしてください。ドライバーの前傾角度は30度くらいで、クラブが短くなるとだんだん深くなっていき、ウエッジで45度くらいになります。
また同じ理由でアドレスの時に膝を曲げすぎていると、バックスイングでそれをキープしてスイングするのは苦しいので、バックスイングで膝が伸び、頭が上がり起き上がってしまいますので、アドレスで膝を曲げすぎないように気を付けてください。アドレスで膝は少し曲げる程度です。
アドレスで背中が丸くなっている場合は、バックスイングでその背中が伸びると、頭が上がり起き上がってしまいます。アドレスではどうしても体をボールに近づけていたほうが、安心でうまく当たりそうな感じがしますが、前傾角度を適正にし、背筋を伸ばしてアドレスするようにしてください。
次に2つ目の原因である肩の回転方向が間違っているということですが、正しい肩の回転方向は、背骨と直角になります。バックスイングで左の肩が上がってしまい、肩の回転方向が水平近くになってしまうとバックスイングの起き上がりにつながってしまいます。
バックスイングでは、あごの下に左の肩を持ってくるイメージでバックスイングするようにしてください。
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ダウンスイングで伸びあがってしまう原因
バックスイングで伸びあがってしまう時と原因で、アドレスで前傾角度が深かったり、膝を曲げすぎているとバックスイングでは何とか我慢できても、ダウンスイングで我慢できずに伸びあがってしまう場合があります。
またクラブをインサイドから降ろそうとしたり、高い球を打とうとするとダウンスイングで伸びあがりやすくなります。
ダウンスイングで膝が伸びると、伸びあがってしまいます。特にダウンスイングでは左の膝が伸びやすくなります。左の膝が伸びてしまうと、左への重心移動が上手くできなくなるので、右足に重心が乗った状態でインパクトを迎えるので、ダフリが出やすくなります。このように体が伸び上がる動きがあると、トップばかりでなくダフリも出てしまいます。
伸びあがる動きがあるとトップが出やすいイメージがありますが、ダウンで左の膝が伸び、体の左サイドが伸びあがってしまうと、ダフリが出てしまいます。このダフル動きを防ごうとして、左肘を引き調整しようとして、左ひじを引きすぎると今度はトップが出てしまいます。
次に腰の動きですが、ダウンスイングで腰が前に出てしまうと、頭が上がり前傾が崩れ、伸びあがってしまいます。ダウンスイング時に腰やお尻が前に出ていないかスイングを動画にとってチェクしてみて下さい。
ダウンスイングで腰の位置を変えない意識か、おなかを前に出さないイメージで前景をキープさせてダウンスイングするようにしてください。
またダウンスイングで、腰が前に出てしまうと、手が浮きやすくなります。そうするとクラブヘッドがインサイドから下りやすくなり、フェースも開きやすくなります。そうなってしまうと、右へのプッシュアウトやスライスが出てしまいます。そしてアドレスよりも手が前に出すぎてしまうと、ボールがクラブヘッドのヒールに当たり、シャンクも出てしまいます。
このように、伸びあがりが起こると、トップやダフリ、プッシュ、スライスやシャンクがでやすくなりますのでちゅういしてください。
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伸びあがりを防止する練習方法、ドリル
伸びあがりを直すための練習方法ですが、まずはアドレスが正しく構えられているか確認してください。次に気を付けていただきたいのは、膝です。膝が伸びないように気を付けてみてください。特にバックスイングでは右膝が伸びやすく、ダウンスイングでは左の膝が伸びやすいので、気を付けてください。
つぎに気をつけたいポイントは腰の位置です。腰が前に出てしまうと伸びあがってしまうので、腰かお尻、もしくはお腹をが前に出ないように意識して練習してみてください。
それでは伸びあがらないようにする練習方法やドリルをご紹介します。まず試していただきたいのは、重心の位置を意識した方法です。スイング中に起き上がってしまうと、重心がかかとにかかってしまいますので、つま先寄りに重心をかけるように意識してください。
練習方法としてはアドレスで、かかとを浮かせたままアドレスしてボールを打ってみてください。そうするとかかとに重心がかかりませんので、伸びあがらなくなります。
次に腰が前に出ないようにする練習方法です。
まずバックスイングで腰が前に出てしまう場合ですが、アドレスで左足を後ろに引き、左足はつま先で立ってください。そのアドレスでボールを打つ練習をしてください。当然大きくは振れないのでハーフスイングで練習してください。このように左足を引いてアドレスすることにより、腰が前にでないので、伸びあがり(起き上がり)しません。
同じようにダウンスイングで起き上がってしまう場合には、アドレスで右足を後ろに引き、右足はつま先で立ちスイングしてみてください。こうするとダウンスイングで腰が前に出ないので、伸びあがり(起き上がり)が直ります。この方法もハーフスイングで練習して下さい。
両手を離してクラブのグリップ側とヘッド側を握ります。そしてクラブを肩に担ぎ前傾します。そのまま背骨を軸にして、前傾をキープしたまま肩を背骨に直角に回転させます。これで肩を左右に回転させて、バックスイングとフォロースイングを行ってみてください。この練習をするときは、鏡の正面に立ち、頭の高さが変わっていないか確認しながら練習すると効果的です。
最後にご紹介する練習補法は、バランスディスクを使った練習方法です。
バランスディスクとはホームセンターなどで打っているもので、円盤型になっていて、中に空気が入っているので、その上に立つとフラフラして立っているのもはじめは難しいです。
バランスディスクを2個並べて、左足と右足を乗せてください。そしてその上で練習してください。はじめはとても難しいので、最初は、先ほどご説明した肩にクラブを担いで肩を回転させる方法をバランスディスクの上でやってみてください。伸びあがって前傾角度が変わってしまうとバランスディスクの上に立っていられないので、前傾をけないように注意してバランスディスクの上に立っていられるようにしてください。
それができるようになったら今度は、バランスディスクの上で素振りをしてみてください。これもバランスディスクの上から落ちないように練習してください。素振りもできるようになったら、今度はいよいよバランスディスクの上に乗った状態でボールを打って練習してください。バランスディスクの上でボールを打ってもバランスディスクから落ちないようであれば、スイング中の伸びあがりは改善されています。
このバランスディスクの上に乗って練習する方法は、とてもいい練習なのですが、あまり長い時間やると足が筋肉痛になりますので、木を付けてください。
まとめ
バックスイングで伸びあがってしまう原因
ダウンスイングで伸びあがってしまう原因
伸びあがりを防止する練習方法、ドリル
スイング中に伸びあがり(起き上がり)が起こってしまうと、ダフリやトップばかりではなく、プッシュやスライス、シャンクなども出てしまいますので、まずは何が原因なのかを調べて、その原因を解消する練習方法をして伸びあがりをなくしてください。
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